13インチMacBook Proといえば、均整なアルミのボディーに、デジタルライフを楽しむための機能をギュっと詰め込んだプロダクト。国内でも人気が高くて、「初めてのMac」として選ぶ人も多いです(Apple Storeで見る)。
本連載「目指せ快適! MacBook Pro長期レビュー」では、本体の見所や併せて使うと便利な周辺機器、覚えておくと便利なソフトの設定方法など、MacBook Proをより楽しく使うための情報を提供していきます(連載の目次)。
外出時は便利でも、自宅で映像を見ながらくつろぐには物足りない13インチという画面。13インチMacBook Proの長所とも短所ともなりうるスペックだが、手軽にテレビ出力できるとしたら……。
今回は、MacBook Proの画面をHDMI出力できるアダプター「moshi Mini DisplayPort to HDMI Adapter」(以下、HDMIアダプター)をゲストに迎えて、その使い方とメリットを紹介したい(関連リンク)。
そもそも「HDMI」で出力するメリットとは
MacがIntelプラットフォームへ移行してからというもの、BootCampの提供や仮想化ソフトの普及といった背景もあり、「WindowsかMacか」という二項対立的な論調を耳にすることが少なくなった。同じIntel製CPUを搭載するもの同士、外観は多少(かなり?)異なるが、基本スペックにおいて大きな差はないと考えていい。
しかし、こと「映像」が絡むと話は変わってくる。Windowsマシンにおいて、いまや地デジキャプチャ機能の標準装備は当たり前と言っていいほどで、「地デジノート」などという言葉すら存在する。
一方、Macといえば、アップルが日本の地デジ規格をサポートする気配はなく、自前でUSB接続の地デジキャプチャー機器を買わねばならない始末。そもそもMac OS Xは著作権保護技術「HDCP」をサポートしていないため、録画した番組は外部ディスプレーに出力できないというオマケ付きだ。
とはいえ、Macに取り込んだHDビデオカメラの映像を大画面で楽しみたい、と願うユーザーは少なくないはず。筆者も、アナログ波時代に撮り貯めたとっておきの「空耳アワー」コレクション(MPEG-4に変換してiTunesで管理している)を楽しむときには、MacBook Proの13インチ画面ではなく、書斎の32インチ液晶テレビのほうがいいと感じる。
どうすればMacBook Proの画面を損失なく液晶テレビに飛ばせるか、これが今回紹介するHDMIアダプターを選んだ理由だ。

この連載の記事
-
第33回
iPhone
MacBook Proを快適に使うための一工夫 -
第32回
iPhone
MacBook Proがデスクトップ機になる? 「クラムシェルモード」の使い方 -
第31回
iPhone
MacBook Proの基盤「EFI」を知る -
第30回
iPhone
MacBook ProでiPhone 4のRetinaディスプレイを活用する -
第29回
iPhone
Macのメモリーを整理整頓 パフォーマンスを改善! -
第28回
iPhone
MobileMe、一新! さらに「iPhoneを探す」が便利に -
第27回
iPhone
夏目前! ラグジュアリーな冷却台をMacで検証 -
第26回
iPhone
iPad+Air Displayで、MacBook Proの作業を快適に!! -
第25回
iPhone
iPadからMacBook Proを遠隔操作してみた -
第24回
iPhone
映像&音声を1本で出力 Mac用HDMIアダプターを試す -
第23回
iPhone
MacBook Proとの相性バツグンの「mStand」(後編) - この連載の一覧へ