4枚羽根の飛行機など、展示ブースもアツい!!
「空フェス!」は、パンツ型羽ばたき飛行機を飛ばしただけでは終わらない。展示ブースには、40種類以上の飛行機が大集合していた。
その華麗さで会場の女性から熱い視線を集めていたのが、羽ばたき飛行機製作工房の「60cm級メガネウラ」。やんわりとカーブを描いた羽根が左右に2枚取り付けられており、生き物のように、優雅に羽ばたきながらゆっくり空を飛び回っていた。
重さはわずか6gで、この軽さのおかげでゆっくり飛ぶことができるのだそう。軽さを保つため、ギヤなどの機構やモーター、赤外線リモコンも全て自作しているというすごさだ。制御基板はわずか切手程度の大きさなので、ハンダ付けに技術が必要だという。
さらに軽い機体も多く登場。「超小型飛行体研究所」の柴田さんは、わずか1.7gのラジコン紙飛行機を持参していた。ベースはバルサ材で、透明なフィルムは食品用ラップの5分の1の厚みしかない模型用の特別なものを使っている。電池部分やモーター、プロペラに至るまで、軽くするためのフルスクラッチ飛行機なのだ。この2機がペア飛行する様子に、場内の参加者は上を向いて釘付けになっていた。
ニコニコ技術部からは、アイデア勝負の「名機」が多数、飛び出した。ガスガンの機構を使って飛び出す、巨大なロケットパンチを作成したのは、自転車P(ユウタ)氏。ぶどう茶氏は、パンツ型に見えるように模様を付けた飛行リングを展示。これが単なる輪なのだが、20m近くもグングン飛ぶのだ。
どの展示も、会場内で飛行デモを披露したり、参加者が操作できたりと、空飛ぶものの楽しさを来場者に伝えていた。