Outlook ExpressやThunderbird、Becky!のセキュリティを向上させよう
JPCERT/CC、Outlookなど7種のセキュリティ設定公開
2010年03月03日 06時00分更新
3月2日、JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は電子メールを安全に使うためのメールソフトウェアのセキュリティ設定を紹介するWebページを開設した。Outlook ExpressやMozilla Thunderbirdなど7種類のソフトウェアを例に、スパムやウイルスメール、偽装メールによる攻撃などによる被害を防ぐための設定方法を紹介している。
JPCERT/CCでは、電子メールによる攻撃への対処には、ユーザーとして「何に注意をして」、「どのように設定すればよいのか」を知ることは非常に重要とし、特に標的型メール攻撃は、突き詰めれば個人の傾向を理解した上での攻撃手法であることから、システムだけで完全に保護することはできないため、利用者側でも自分の身を護るために対策を行っていくことが重要と警告。利用者が自分の身を護るための最低限の設定や確認事項を調査し、公開することにしたという。
取り上げるメールソフトウェアは、以下の通り。
電子メールソフト | バージョン |
Apple Mail.app | 3.5 (930.3) |
Becky! Internet Mail | 2.50.01 |
Microsoft Outlook Express | 6.00.2900.5512(xpsp.080413-2105) |
Microsoft Outlook 2003 | (11.8217.8221)SP3 |
Microsoft Outlook 2007 | (12.0.6316.5000) SP1 MSO(12.0.6320.500) |
Microsoft Windows Live Mail 2008 | (Build 12.0.1606) |
Mozilla Thunderbird | 2.0.0.19(20081209) |
それぞれについて、「受信メール一覧で表示される情報の拡張」や「S/MIMEによる署名メールの表示例」、「HTMLメールの表示に関する設定」などを、実際の設定画面を多用し、丁寧に紹介をしている。
