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不況に打ち勝て! Core i3/i5で激安PC自作 第5回

価格性能比で対決! Core i3 vs i5 結局どっちが買い? 

2010年02月27日 12時00分更新

文● H14 富田忠雄

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オーバークロックで激安高性能!!

 最後に各CPUでのオーバークロック(以下:OC)を試してみた。耐性が高いと噂のクラークデールに大いに期待したい。リンフィールドの「Core i7-860」も4GHz動作の報告がウェブに多数あるので、同じリンフィールドに属するi5-750の耐性にも期待大だ。
 環境は価格性能比のベンチマーク計測時と同じだが、CPUクーラーは第1回(関連記事)の記事でオススメしたサイズ製の「KABUTO(兜)クーラー(SCKBT-1000)」(実売価格4000円前後)を使っている。手ごろな価格で冷却性能、静音性が高いので、軽いOCに最適だ。なお、OC時は設定以上の動作クロックになってしまうターボ・ブースト機能は無効にしている。

サイズ製のCPUクーラー「KABUTO(兜)クーラー」。3つのブロックに分かれたヒートシンク部や6ミリ経のヒートパイプを採用している。トップフローモデルなので、メモリやチップセットなどのCPU周りも一緒に冷却できるのがポイントだ。実売価格は4000円前後

 OCはコストをほとんどかけずにPC性能をアップできるので、昔から激安自作における定番技ともいえるが、CPUをメーカーが定めた動作クロック以上で動かすため改造と見なされる。そのためメーカーやショップの保証はもちろん、サポートも一切受けられなくなるので十分考慮してから、自己の責任において行なおう。さらにOCできる限界耐性はCPUの生産時期や生産国など個々で違ってくるため、必ずしも同じ動作クロックにOCできるとは限らない。安定して動作するとも限らないことも覚えておこう。

OC時の必須ツールとなる「CPU-Z」を使ってCPUとメモリの動作クロックを確認しよう

 OCについてもう少し話しておこう。CPUの動作クロックはマザーボードからCPUに供給されるベースクロックをCPUに設定されているクロック倍率で動かすことで生成される。式で表すと「ベースクロック(MHz)×クロック倍率=CPU動作クロック」になる。そのため、このベースクロック部分をマザーボードのBIOSやOCツールで変更すれば、CPUは定格動作クロック以上で動作することになるのだ。ベースクロックはCPUで違っているが、「Core i」シリーズはLGA 1366/1156ともに133MHzになる。CPUソケットがLGA 775となる「Core 2」シリーズはCPUによって違うが、CPUが対応しているフロントサイドバス(FSB 800/1066/1333の3種類がある)を「FSB(フロントサイドバス)÷4÷2」すればベースクロックになる。なお、内部倍率を設定以上にする方法もあるのだが、インテルCPUでは基本的に変更出来なくなっている。あとOC時に重要なのがメモリの動作クロックだ。メモリもベースクロックを元に動作クロックを生成している。ベースクロック変更時はメモリ動作クロックも設定を変更しないと、自動的にメモリがOC動作になってしまう。各種設定の方法やOCのコツは割愛するので詳しく解説している「Windows 7で行なうオーバークロック」を参照してOCの仕組みを完全理解してから行なおう。

Core i3-530とi5-750が大幅アップ

各CPUのオーバークロック結果
  Core i3-530 Core i5-661 Core i5-750
定格動作クロック 2.93GHz 3.33GHz 2.66GHz
オーバークロック 3.74GHz
(ベースクロック170MHz
×22倍)
4.00GHz
(ベースクロック160MHz
×25倍)
3.50GHz
(ベースクロック175MHz
×20倍)

 軽くOCを試すと各CPUともになかなか良い耐性を示した。結果は上の表のとおりだが、i3-530が810MHzアップの3.74GHz、i5-661が670MHzアップの4.00GHz! そしてi5-750が840MHzアップした3.50GHzで各種ベンチマークを完走できた。i5-661の4.0GHzが見た目インパクト大だが、ターボ・ブーストでの限界クロックが3.60GHzなのを考慮するともう少しアップして欲しいと思ってしまうのは、筆者だけだろうか……。もっとも定格動作クロックよりクロックアップできたのはi5-750で、各種ベンチマーク結果も魅力的な数値にアップしているぞ。

(次ページへ続く)

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