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不況に打ち勝て! Core i3/i5で激安PC自作 第5回

価格性能比で対決! Core i3 vs i5 結局どっちが買い? 

2010年02月27日 12時00分更新

文● H14 富田忠雄

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マルチスレッド処理の価格性能比

 「CINEBENCH R10」のマルチCPU時のスコアと「TMPGEnc 4.0 XPress」を使った動画エンコード時間で、マルチスレッド処理の価格性能比を見てみた。動画エンコード時間は、5分20秒のMPEG2動画をH.264形式(720×480ドット)にエンコードした際に要した時間としている。
 価格性能比はCINEBENCH R10が“スコア÷実売価格×1000”で、1000円あたりのスコアと“スコア÷動作クロック”で1MHzあたりのスコアを算出。動画エンコードは“エンコードするファイルの容量÷要した時間÷実売価格×1000”で、1000円あたりの1秒間に処理できる容量(MB)を求めた。

CineBench R10

CineBench R10 Multi(単位:score) better→

CineBench 1000円あたりのスコア(スコア÷実売価格×1000) better→

CineBench 1MHzあたりのスコア(スコア÷動作クロック) better→

TMPGEnc 4.0 XPress エンコード時間

TMPGEnc 4.0 XPress エンコード時間(単位:秒) ←better

TMPGEnc 1000円あたりで1秒間に処理できる容量(容量÷エンコード時間÷実売価格*1000) better→

 CINEBENCH R10、動画エンコードともにi3-530が良い値になっているが、i5-750にも注目だ。1MHzあたりのスコアは、動作クロックは2.66GHzと低いが4物理コアとなるi5-750がi3-530に勝る結果に。また、i5-661は動作クロックは高いが、1MHzあたりのスコアはi3-530と同じ結果になってしまっている。
 1000円で1秒間に処理できる容量(MB)は、i5-750がi3-530に近い“0.131MB”になっている。実売価格がi3-530より7000円高くなる1万9000円前後だが、実際のエンコードに要した時間を考えるとi5-750も悪くない値だ。i5-661のエンコード時間は両CPUのちょうど中間になるが、1秒間に処理できるMB数は“0.101MB”と今ひとつの値になっている。

(次ページへ続く)

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