日本ヒューレット・パッカード（株）は25日、高スペックを求める企業ユーザー向けたモバイルワークステーション「HP EliteBook 8540w Mobile Workstation」と「HP EliteBook 8440w/CT Mobile Workstation」。加えて、大企業でのデスクトップPCの代替機として、ノートパソコン「HP EliteBook 8440p Notebook PC」の計3機種を発表した。
「HP EliteBook 8540w Mobile Workstation」
HP EliteBook 8540w Mobile Workstationは、今回の3機種のうち、最上位モデルに位置づけられる製品。15.6インチ液晶ディスプレーを搭載しているため、設計やデザイン、開発、3DCGなど高い処理能力と視認性が特徴。
Core i7とCore i5を搭載した2モデルを用意している。両機種ともCPU以外のスペックは同様で、本体サイズは、幅374×奥行き252×高さ38mm（最薄部32.4mm）で、重量は約2.97kg。標準は8セルバッテリーで、駆動時間は最大約5.5時間。
OSは、両機種ともにWindows 7（32bit版）のダウングレード権を行使してXP Professionalをインストール済みで提供する。なお、今回の新機種のなかで唯一、USB3.0端子を2つ、そしてテンキーを搭載している。価格は20万1600円から。
「HP EliteBook 8440w/CT Mobile Workstation」は、上記機種よりも、モバイル性を重視した製品。14インチのディスプレーを搭載し、製品の各パーツやOSのフルカスタマイズが可能。日本HPでは、客先でのCADや動画などのデモを見せるために持ち運びたい高性能ワークステーションに最適としている。
「HP EliteBook 8440w/CT Mobile Workstation」
本体サイズは、幅336×奥行き237×高さ39.5mm（最薄部31.3mm）。最小構成時の重量は約2.24kgで、6セルバッテリーを搭載。駆動時間は最大約5時間だ。最小構成時の価格は12万6000円。
「HP EliteBook 8440p Notebook PC」は、オフィス外でも快適な事務作業を行いたいというユーザーに向けた製品だ。
「HP EliteBook 8440p Notebook PC」
本体サイズは、幅336×奥行き237×39.5mm（最薄部31.3mm）で、重量は約2.28kg。標準は6セルバッテリーで、駆動時間は最大約6.5時間となっている。OSはWindows 7を採用した。最小構成時の価格は15万1200円から。
なお、本製品だけワークステーションの名を冠していないのは、オフィス用途向けで、BTOでのハイエンドパーツは搭載できず、CADなどのソフトウェアベンダーの認証も取得していないモデルだからだ。
ちなみに、今回の3機種すべてにDisplayPortを搭載し、外部ディスプレーに、最大2560×1600ドットでの映像出力が可能。
今回の新製品は、HP EliteBook 8540w Mobile Workstationの一部モデルと、HP EliteBook 8440p Notebook PCについてはすでに販売代理店で受注を開始しており、3月上旬以降に出荷開始。
日本HPのオンラインストア「HP Directplus」では、3月上旬から販売を開始する。
HP EliteBook 8540w Mobile Workstationの一部モデルと、HP EliteBook 8440w/CT Mobile Workstationについては、同社オンラインストアにて3月中旬から販売開始となる。
