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猪木ボンバイエ! 猪木ボンバイエ!

迷わず行けよ! 闘魂ナビに導いてもらった!

2010年02月10日 14時00分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp編集部

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付ける角度が違う! クルマへ取り付け

 まずはクルマへの取り付けから。PNDの特徴のひとつが、取り付けに難しい技術や知識がいらないということ。最近では吸盤でカースタンドを直接ダッシュボードに貼り付けるタイプも多い。闘魂ナビのカースタンド(の吸盤)は凹凸のあるダッシュボードは苦手なようで、そのままでは固定できなかった。そこで同梱のスタンドカップをダッシュボードに貼り付け、そこに吸着させた。スタンドカップの吸着力もよく、ナビを付けたまま悪路を走っても、外れたりすることはなかった。

筆者のクルマのダッシュボードではスタンドカップが必要だった。この後、一晩以上放置して、しっかり吸着させる

スタンドカップにカースタンドの吸盤をつける

カースタンドの後ろに付いているレバーを、吸盤を取り付けたあとにパチッと倒す。これでほぼ取れることはない

クルマから離れるときは、闘魂ナビを取り外してグローブボックスの中にしまうか、持ち歩こう

電源はUSBケーブルで取る。PCと繋げば画像や音楽ファイルを入れることもできる(別途microSDカードが必要)

無駄にテンションがあがる起動画面。「出る前から道間違えること考えるバカがいるかよ!」なんてことは言われないので安心だ

ナビ、やれるのか、オイ!

 闘魂ナビのインターフェイスは多くのPNDと同じく、タッチパネルを採用している。住所などを入力するときは携帯電話方式なので、これは人によって得手不得手があるだろう。また、内蔵フラッシュメモリーなので、起動は5秒ほど、検索も10秒ほど(300kmの距離を検索)と速いが、リルートが若干遅いように感じた(道を外れてからリルートに入るまでが10~15秒ほどかかる)。

 GPSの測位もかなり正確で、検索データも豊富、ディスプレーは5インチと比較的大きいので地図やルートを見やすい。PNDとしては低価格なので、非常にコストパフォーマンスがいい。しかし、このナビの目玉は価格や性能ではない。猪木のナビボイスにあるのだ!

 例えば、ナビ開始時に「前例のないコースを走れ!」、コースを外れると「上がるリングを間違えてるぞ!」「たまには道を外れるのもいいかもな!」、高速道路の入り口で「巌流島への入り口だ」「金のかかる道路だ」、ナビ終了時には「俺たちがコンビを組めば最強だ」などなど、喋りまくる! ナビ頻度を「高」に設定しておけば、カーステなんかいらないくらい車内が賑やかになるのである。突然「ウオー! 次を右に突き進め!」とか言われると、ビク! っとなってしまい、ちょっと危ない(笑)。

燦然と輝くA.inokiの文字!

助手席を選択しておけば、運転中でも操作が可能。でもドライバーは操作しちゃダメ!

ナビ画面に移る前のロード画面。猪木引退の名台詞と共に、炎のファイターが流れるのだ!

ジャンルはこの通り細かく探すことができる

名称などを入力するときは、このように携帯方式。名称を入力したあとに、都道府県を選ばなければいけないのはちょっと面倒臭い。例えば他のナビだと、GPSと連動して現在いる場所が自動的に選ばれることがある。

 この闘魂ナビ、最初はゲラゲラ笑ってツッコミながら使えるが、次第にやかましく感じてくる。でも、他のナビに変えると無性に寂しくて、闘魂ナビが恋しくなってくるという不思議。停車中に「シャイシャイシャイ!」と手拍子をしたくなったり、右左折したときに「曲がったどー!」と言い出したり、男のケジメで坊主頭にしたくなったら、もう末期症状。このナビ以外は使えなくなっていることだろう。ちなみに筆者は電源を切るときには「そろそろ潮時でしょうね」と言いながら切っている。

 デートに使えるかといったら、かなり微妙なところだが、男同士でドライブするときには車内の温度が5度くらいあがること間違いなし! また、初見の人にはほぼ確実にウケるので、「接待ナビ」としても活躍してくれるだろう。一例ではあるが、この企画の最後に動画を用意したので、そちらを見てみてほしい。

自車アイコンはこの通り3種類の猪木! スーツ、パンツ、ガウンと、お好きな猪木が道を突き進む! 普通のアイコンもあるけど、このナビを買う人は使わないでしょ

地図をスクロールさせるときには、バックグランドにチラっと猪木名場面が見えるニクイ演出も。また、炎のファイターをBGMに猪木名場面がスライドショーで表示されるスクリーンセイバー機能もある。ナビ使用中も放置中も、とにかくやかましい(笑)

(次ページへ続く)

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