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準備からインストールまで徹底解説!!

完全保存版・MacにWindows 7をインストールしよう

2010年02月02日 17時00分更新

文● 田中俊光

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事前準備&予備知識

1.Windows 7とSnow LeopardのインストールDVD

 Boot Campで正式に対応しているWindows 7のエディションは、一般向けに販売されているHome Premium、Professional、Ultimateの3つだ。各エディションの相違点などは関連記事を参照してほしい。

Windows 7 Home Premium

Windows 7 Home Premium

Windows 7 Professional

Windows 7 Professional

Windows 7 Ultimate

Windows 7 Ultimate

 ショップでメモリやHDDなどとセット販売されるDSP版もインストールできるが、購入したパーツと同時に使用することが前提となる。

 今回はパッケージ版のUltimate(32bit版)を使用した。なお、マイクロソフトが評価版として公開しているEnterprise(64bit版)も問題なくインストールすることができた(関連リンク)。

Enterpriseは企業向けにボリュームライセンスで提供されるエディション。機能的にはUltimateと同等だ。90日間試用できる評価版が無償で公開されている

 また、Boot Camp 3.1はSnow Leopardに付属するBoot Camp 3.0のアップデータとして提供されるため、パッケージ版または製品に同梱されていたSnow LeopardのインストールDVDが必要だ(Apple Storeで見る)。

Snow LeopardのインストールDVDに含まれるBoot Camp 3.0も必要


2. マウスとキーボード

 従来はWindowsのインストール完了後、Boot Campドライバーを組み込むまでBluetooth接続のキーボードとマウスは使用できなかったが、今回、標準でApple Wireless KeyboardとMagic Mouseが付属するiMac(Late 2009)では、無線でのWindowsインストールが可能になった。

 それ以外のMacでワイヤレスのキーボードとマウスを使用している場合は、USBキーボードとマウスを用意しておこう。


3. USBストレージデバイス

 さらにiMac(Late 2009)ではUSBメモリーなどが必要になる。

 27インチiMac(Late 2009)では、Windows 7のインストールDVDに含まれるATIのビデオドライバーが2560×1440ドットの解像度に対応していなかったため、インストール中に内蔵ディスプレイがブラックアウトしてインストールを完了できないというトラブルがあった。

 そこでアップルは、この問題を解決するためのドライバー(iMac Late 2009 Windows 7 Drivers)を公開した。このドライバーを自動的に組み込むために、MS-DOS形式でフォーマットしたUSBメモリーが必要になる。iMac(Late 2009)が備えているSDカードスロットは内部でUSB接続されているので、SDカード経由でもOK。今回はSDカードを使用した。

 なお、21.5インチiMac(Late 2009)ではブラックアウト問題は発生しないが、追加ドライバーにはBluetoothドライバーも含まれている。Apple Wireless KeyboardとMagic Mouseを使用してインストールを行なう場合、同様にドライバーを組み込む必要がある。

SDカードをスロットに入れ、「アプリケーション」→「ユーティリティ」フォルダーにある「ディスクユーティリティ」を起動する。「パーティション」タブで「ボリュームの方式」を「1パーティション」、「フォーマット」を「MS-DOS(FAT)」に指定

「オプション」ボタンをクリックして「マスター・ブート・レコード」を選択して「OK」ボタンをクリック

前の画面に戻って、任意の名称を「名前」に入力して「適用」ボタンをクリック。警告ダイアログが表示されるので「パーティション」をクリックする

アップルのサイトから「iMac Late 2009 Windows 7 Drivers」のアーカイブファイルをダウンロードする

アーカイブファイルをダブルクリックで展開し、その中の「drivers」フォルダーと「AutoUnattended.xml」ファイルをSDカードにコピーする。このSDカードをスロットに入れたまま、Windows 7のインストールを実行すると、ドライバーが自動的に組み込まれる

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