事前準備&予備知識
1.Windows 7とSnow LeopardのインストールDVD
Boot Campで正式に対応しているWindows 7のエディションは、一般向けに販売されているHome Premium、Professional、Ultimateの3つだ。各エディションの相違点などは関連記事を参照してほしい。
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ショップでメモリやHDDなどとセット販売されるDSP版もインストールできるが、購入したパーツと同時に使用することが前提となる。
今回はパッケージ版のUltimate(32bit版)を使用した。なお、マイクロソフトが評価版として公開しているEnterprise(64bit版)も問題なくインストールすることができた(関連リンク)。
また、Boot Camp 3.1はSnow Leopardに付属するBoot Camp 3.0のアップデータとして提供されるため、パッケージ版または製品に同梱されていたSnow LeopardのインストールDVDが必要だ(Apple Storeで見る)。
2. マウスとキーボード
従来はWindowsのインストール完了後、Boot Campドライバーを組み込むまでBluetooth接続のキーボードとマウスは使用できなかったが、今回、標準でApple Wireless KeyboardとMagic Mouseが付属するiMac(Late 2009)では、無線でのWindowsインストールが可能になった。
それ以外のMacでワイヤレスのキーボードとマウスを使用している場合は、USBキーボードとマウスを用意しておこう。
3. USBストレージデバイス
さらにiMac(Late 2009)ではUSBメモリーなどが必要になる。
27インチiMac(Late 2009)では、Windows 7のインストールDVDに含まれるATIのビデオドライバーが2560×1440ドットの解像度に対応していなかったため、インストール中に内蔵ディスプレイがブラックアウトしてインストールを完了できないというトラブルがあった。
そこでアップルは、この問題を解決するためのドライバー(iMac Late 2009 Windows 7 Drivers)を公開した。このドライバーを自動的に組み込むために、MS-DOS形式でフォーマットしたUSBメモリーが必要になる。iMac(Late 2009)が備えているSDカードスロットは内部でUSB接続されているので、SDカード経由でもOK。今回はSDカードを使用した。
なお、21.5インチiMac(Late 2009)ではブラックアウト問題は発生しないが、追加ドライバーにはBluetoothドライバーも含まれている。Apple Wireless KeyboardとMagic Mouseを使用してインストールを行なう場合、同様にドライバーを組み込む必要がある。