Twitter、ロマンスの神様に陥落?(20日)
20日、20時40分ごろからおよそ90分間、Twitterに接続できない状態となり、多くのユーザーが混乱した。
同日21時、Twitterユーザーを記者とする史上初となる「Twitter会見」を開く予定だった広瀬香美さん(@kohmi)は、会見を遅らせたが、復旧の見込みがたたず、25分遅らせてブログでのネット中継だけで会見を開いた。本人は会見の席で「わたしのせいでツイッターが落ちちゃった?」と興奮気味に話していた。
またハイチでは同時刻にM6.1の余震も発生していた。ハイチでは13日の大地震により政府やマスコミの機能が停止していることもあって、Twitterが情報交換の場となっていた。そのため、余震直後のダウンは現地の状況を得ることができず、多くのユーザーが不安を抱くこととなった。
「あのラピュタ放送時の『バルス』攻撃にも堪えたのに」「ハイチの余震、@kohmi さんのTwitter記者会見、ビル・ゲイツ(本人のTwitterアカウント開設)、これが重なってダウンしたのか」とダウンした原因を探るユーザーがいる一方、「Twitterが落ちていたおかげで本が1冊読めました」「一昔前、アメリカで大停電が起きた翌年にベビーブームが訪れたことは有名ですが、これがTwitterが落ちた場合だとどうなるんだろうね?」とダウンした時間を別のことに使うユーザーもいた。
米Twitter社の発表によると、サイトをバックアップシステムに切り替える際にエラーが発生したとのことで、この間にデータの喪失等の被害はなかったとしている。
リツイート機能に賛否両論(22日)
Twitter英語版のみ搭載されていたリツイート機能が、22日より日本語版でも使えるようになった。
リツイートの方法は非常に簡単。各ツイートの右下にある「リツイート」をクリックし、「フォロワーにリツイートしますか?」と確認画面が表示されたところで「はい」を押すだけで、フォロワーにのタイムラインに表示させることができる。
リツイートはもともとユーザーが発案したもので、手動で「コメント RT @ID: 引用元ツイート」という表記をすることにより、他のユーザーのツイートを引用して投稿することを意味していた。しかし、公式のリツイート機能ではコメントができないなど、これまでのリツイートとは別物であるとし、その理由を公式ブログで紹介している。
さっそくリツイートを使ってみたユーザーの意見は「みんなのリツイートを見るのが結構楽しい」と賛成の声があがる一方、「仕様が分かりにくい。RTしたポストが自分のTLに流れないのでその場で目視出来ない」「(以前の)Twitterはもっとシンプルで良かった」といった声が上がるなど、賛否両論に分かれていた。
また、仕様が大きく変わったことから、つぶやきを保存するサービス「Twilog」ではリツイートを保存できなかったり、一部のTwitterクライアントではツイートに対応していないため表示されなかったりと、対応に追われるサービスが相次いだ。
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