1月12日、NTTコミュニケーションズはフレームリレー・セルリレーサービスの新規販売を2010年3月に終了することを発表した。該当するサービスは「スーパーリレーFR」、「スーパーリレーCR」のほか、IP-VPNへのアクセス回線にフレームリレー・セルリレーを用いた「Arcstar IP-VPN FRアクセス」、「Arcstar IP-VPN CRアクセス」となっている。
フレームリレーは、企業内のLANをキャリアのフレームリレー網につなぎ込み、相互接続するリレー系サービスの走りとして登場。一方のセルリレーは、ATMを用いることで、高速で高品質なLAN間接続を実現した。NTTコミュニケーションズのスーパーFR、スーパーCRは、法人向けのデータ通信サービスとして1994年にスタートし、1999年のピーク時には約9万5000回線の利用があったという。しかし、企業ネットワークのブロードバンド化やコスト削減ニーズの高まりを受け、利用者が減少。VPN系サービスの隆盛ともあいまって、今回のサービス受付停止に至ったようだ。