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飛び出すカルーセルをUIZE Frameworkで作る(前編) (2/4)

2009年11月25日 13時00分更新

文●古籏一浩

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カルーセルのHTMLを設定する

 UIZE Frameworkによるカルーセル表示は、あらかじめ決められたルールに従ってHTMLタグと関連するスタイルシートクラス名を記述します。表示したい画像とナビゲーションを以下の形式で設定しましょう。


        <div class="scrollyCarousel">
            <div id="page_scrolly-view" class="scrollyView">
                <div class="carouselFrame" style="left:【表示座標】">
                    <img src="【表示する画像のURL】">
                </div>
                        :
            </div>
            <a id="page_scrolly_left" href="#" class="navButton"><div class="arrow towardsFirst gotoPrevious"></div></a>
            <a id="page_scrolly_right" href="#" class="navButton"><div class="arrow towardsLast gotoNext"></div></a>
        </div>


 表示したい画像の枚数分だけ<div class="carouselFrame"> ~</div>を繰り返し記述します。【表示座標】には、画像の横幅を加算していった値を設定します。たとえば横幅が600pxの画像であれば、以下のようになります。

  • 1枚目の画像:0px
  • 2枚目の画像:600px
  • 3枚目の画像:1200px
  • 4枚目の画像:1800px

 カルーセルは、あらかじめ複数の画像を横並びに配置しておき、画像のX座標の値を変更することで表示を切り替えています。カルーセル専用のライブラリーでは画像の位置を自動的に計算してくれるものが一般的ですが、UIZE FrameworkのウィジェットではCSSのleftプロパティに画像のX座標を設定しておく必要があります。UIZE Frameworkは上下左右にスクロールするモジュールを利用して擬似的にカルーセル表示を実現しているためです。画像の座標がずれてしまうとカルーセルの動作や表示がおかしくなる場合がありますので、表示結果に異常があった場合は座標を確認してください。

 画像を切り替えるナビゲーションボタンのID名やスタイルシートクラス名はあらかじめ決まっており、自分では設定できません。ボタン用の画像は、imagesフォルダ内のnav-arrowsに以下の名前で用意しておきましょう。

  • nav-arrow-horz-first.gif:最初を示すボタン
  • nav-arrow-horz-last.gif:最後を示すボタン
  • nav-arrow-horz-next.gif:次を示すボタン
  • nav-arrow-horz-previous.gif:前を示すボタン

ナビゲーションボタン

ナビゲーションボタンは好みのデザインの画像を用意しておく


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