10月8日は台風直撃の可能性が高まっているが「CEATEC JAPAN 2009」は天候の回復が見込まれる10月10日まで開催される。そこでケータイ関連の見どころについて、何点か紹介しよう。
ドコモ始まった
マチキャラが進化して、妹&メイドに
ドコモの2008年冬モデルからスタートした新サービスである「iコンシェル」。待受画面に「ひつじのしつじくん」と呼ばれるキャラクター(マチキャラ)が登場し、あらかじめ登録しておいた地域の交通情報やスポット情報などを自動的に教えてくれるというものだ。
このマチキャラは追加キャラクターをダウンロードすることも可能だったが、テキストの口調などは変化できなかった。そこで今回のドコモの参考出品では「親密度向上計画」と題し、さらに特徴付けられたキャラクターを用意。端末内のより多くのメッセージについて、そのキャラクターに合わせた内容に変化できるようにした。
今回具体的に用意されていたのが「お兄ちゃん」「いもうと」「メイド」の3キャラクター。たとえばバッテリーの充電時、iモード接続時などの端末の操作時にキャラクターに合わせたセリフが出る。
さらにはメールを送る際、「疲れた」などの単語があると、それに対応したコメントが返ってくるなど、よりパーソナライズ化が進んだケータイライフが楽しめるというわけだ。実際のサービス化などは未定だが、来場者の反応などを見て、前向きに検討していきたいとのことだ。
KDDIのARはTwitterとも連携する
iPhone用アプリの「セカイカメラ」などで話題のAR(拡張現実)技術。KDDIブースでも「実空間透視ケータイ」と題した展示が行なわれている。
実空間透視ケータイの発想はセカイカメラなどと基本的に同じ。GPSでの位置測位、加速度センサー/地磁気センサーで端末姿勢を取得することで、液晶の画面の向こうにある風景をケータイに映し出し、その上に情報を載せていくというものだ。
具体的なアプリの1つである「地球アルバム」は外出先で撮った写真をアプリ内の地図上にマッピング。ケータイをかざした方向にある写真を次々と表示させることができる。
β版アプリはすでにau one ラボのサイトで公開中。今後CGM機能に対応して、ユーザー間での写真の共有に対応させるほか、写真だけでなく、Twitterの「つぶやき」についても同じく地図上にマッピングさせる機能も予定されている。
