Google AppsとFeliCaを使い、会社の入退時に自分のパソコンをロックできるシステム「サテライト・遠隔パソコンロック」がリリースされた。ユーザーは、退出時などにFeliCaリーダーにFeliCa端末をかざすだけで、自分のパソコンをロック/シャットダウンさせられる。
その仕組みは、FeliCaのタッチ情報がGoogleスプレッドシートに書き込まれ、それをクライアントPCが参照することでロックやシャットダウンを行なうというもの。管理者は、Googleスプレッドシートを変更することで、FeliCaなしでも遠隔地からのロックやシャットダウンが可能だ。また、こうした仕組みのため、クライアントPCにはGoogleスプレッドシートを定期的に参照するための常駐ソフトのインストールが必要となる。
なお、FeliCaカードは、Suicaやパスモ、Edy、携帯電話や社員証など、現在使っているものをそのまま使用できる。
ソフトウェアの価格はタダ。維持費も無料だ。ただし、パソリなどFeliCaリーダーの購入は必要となる。
このシステムは、Google Appsを利用したソリューションを提供するベイテックシステムズが、ICカードやICタグ製品の製造、販売、コンサルを行なうオレンジタグスと業務提携をしてリリースしたもの。ベイテックシステムズはGoogle Enterprise Partnerとなっており、Google AppsやGoogle App Engineの導入支援サービスをはじめ、Amazon EC2を利用したBI導入支援など、クラウド関連のソリューションを数多く展開している。今回の無償提供は、今後の同社活動のためのPRとして位置づけられている。
