オフィスでも最近はノートPCやネットブックを導入するケースが増えている。しかし、CPUが非力、メモリー増設が割高、拡張性が低い、USB端子の数が少ないなど、デスクトップPCと比べると不満も少なくない。
デルは16日、同社の法人向けPCとしては初の液晶一体型PC「Vostro(ボストロ) 320」を発表した。価格は6万9980円から。背面にVESAマウントを搭載し、液晶アームや壁掛けアダプターに取り付けることも可能。
同社では液晶一体型のメリットとして、結線が電源ケーブルとキーボード、マウスのみ(ワイヤレスキーボード/マウスもオプションで用意)と少ないことを挙げる。これにより、情報システム部門のない小規模なオフィスのほか、教育機関や医療機関への導入も目指す、としている。
外観はVostroシリーズのノートPCと同じく、黒いシックなデザイン。厚み104mmのスリムな筐体に、光ドライブやUSB 2.0端子×6、IEEE 1394、8メディア対応のメモリーカードリーダーなどを内蔵する。
CPUはPentium E5300もしくはCore 2 Duo E7400を選択可能。メモリーは2GB標準搭載、液晶ディスプレーは19インチWXGA+(1440×900ドット)の光沢ワイドパネルを内蔵する。
OSはWindows Vista Home Basic SP1もしくはVista Business SP1で、Vista BusinessモデルはWindows 7に無料アップグレードが可能。本体サイズは幅477×奥行き104×高さ386mm、重量は約6.5~8kg(システム構成によって異なる)。