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週刊 PC&周辺機器レビュー 第38回

スタイリッシュなビジネスモバイル Vostro V13の実力は (1/3)

2010年01月08日 16時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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 デザイン重視のデルのパソコンと言えば、2009年に登場して話題を呼んだ「Adamo」や「Adamo XPS」などの超薄型モバイルノートの印象が強い。しかし、ビジネスユーザー向けブランド「Vostro」にも、スタイリッシュなデザインの製品がラインナップされているのはご存じだろうか?

 2009年12月に発表された、Vostroブランドのノートパソコン「Vostro V13」も、所有欲をくすぐるデザインと手の届きやすい価格(安価なモデルでは5万円以下!)のモバイルノートである。そのデザインの魅力とノートパソコンとしての実力をチェックしてみた。

Vostro V13

Vostro V13


金属の一枚板のようなスマートさ

 まずは外観から見ていこう。超薄型ボディーを追求したAdamo XPSやソニーのVAIO Xほどではないが、Vostro V13も非常に薄いノートパソコンだ。厚さは16.5~19.7mmと、最厚部でも2cm以下である。

 ディスプレーを閉じた状態の全体やヒンジ部の形状は、初代Adamoを彷彿とさせる。天板や底面は金属の質感を重視し、すっきりとしたフラットにデザインされている。閉じた状態では削り出された金属の一枚板のようだ。左右端は左右の角を斜めに落とした形状で、見た目が薄く見えるし、手にした時も持ちやすい。閉じた状態での前後に配置された黒い部分が、いいアクセントになっている。

Vostro V13の天板側

Vostro V13の天板側。金属の質感を生かしたシンプルなデザイン

Vostro V13の底面側

底面側。ゴム足や通気口以外は余計なもののない美しさ。側面はカードスロット類が並ぶ

 端子類は背面に集中されている。ほかには右側面にメモリーカード用とExpressCardのスロットが、前面にはオーディオ系の端子があるだけだ。側面のスロットも斜めのボディーに合わせた形状で、全体のデザインを損なっていない。端子類については後述する。

本体前面

本体前面。左にインジケーター、右にヘッドホンとマイク。左右端の角を落とした形状がよくわかる

 13型級のディスプレーを備えるので、本体のフットプリントはそれなりに大きい(幅330×奥行き230mm)。しかし重さは1.59kg程度と、13型級のCULVノートの中でも軽めの方だ。フラットなデザインとあわせて、持ち歩くのにも適する。

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