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ブルーコート、2009年度もアプリケーションを最適化

2009年06月18日 16時45分更新

文● TECH.ASCII.jp

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アプリケーションにフォーカス

 6月19日、ブルーコートシステムズ(以下、ブルーコート)は、2009年度の事業説明会を行なった。説明会において米ブルーコートのケビン・ビッグス氏は、13年におよぶ会社概要について説明した。

米ブルーコート ワールドワイドセールス担当 シニアバイスプレジデント ケビン・ビッグス氏

 ブルーコートは、1996年にキャッシュフローというキャッシングアプライアンス専業ベンダーとして設立され、1999年にNASDAQに上場。ドットコムブームの終焉で多くIT企業が没落したなか、2002年にセキュリティ分野に舵を切り、ブルーコートに社名を変更。サーバとクライアント間のトラフィックを制御するセキュアプロキシ製品をコアに据えるようになる。

 その後、WAN高速化の市場に参入し、2008年にパケッティアを買収。今やワールドワイドで1250名の従業員、1万5000社の顧客を抱えるITベンダーにのし上がった。「厳しい経済状態の中、昨年対比で46%の延びを実現できた。しかも、半分以上がアメリカ国外での売上げで、ワールドワイドで偏りのない成長率を持続している」(ケビン氏)とブルーコートの近年の成長ぶりをアピールした。

 現在、同社はセキュリティのベンダーでも、ネットワークのベンダーでもないユニークなポジションを確保しているという。「アプリケーションデリバリネットワークにおいて重要な可視化(Visibility)、高速化(Acceleration)、セキュリティの3つの要素を最適化する製品と技術を提供する会社」(ケビン氏)というの位置づけだ。

 買収したパケッティアの製品に関しては既存の顧客のために今までのラインナップも提供しつつ、パケッティアの可視化技術をブルーコート製品に導入していくことも予定している。また、より10GbEなどインターフェイスを持った高速のモデルの投入も予定しているとのこと。同社にとっての2009年度も、今までの領域をそのまま伸ばしていくことにフォーカスしていきたいとのことだ。

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