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重複排除技術やiSCSIに標準対応

日本HP、Windows Storage Server搭載のNAS

2009年06月18日 13時30分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 6月19日、日本ヒューレット・パッカードは、中小企業向けのNAS製品「HP StorageWorks X1000/X3000 Network Storage System」を発表した。

 両者はハードウェアプラットフォームに「HP ProLiant G6サーバー」、OSにマイクロソフトの「Microsoft Windows Storage Server 2008 Standard x64 Edition」を採用する。Windows Storage Server 2008は無制限CALが採用されており、NASでの利用に最適。iSCSI用のコネクタである「Microsoft iSCSI Software Target」も標準搭載されており、NASだけではなく、クライアントやサーバ用の論理ディスクとしてアタッチすることが可能となっている。また、「シングルインスタントモード」により、ファイルベースの重複排除機能を用いたディスク容量の節減も実現する。

Windows Storage Server対応の「HP StorageWorks X1400 Network Storage System」

 HP StorageWorks X1000 Network Storage Systemはブレード型や1U/2Uなどのフォームファクタによって9機種が用意されており、管理ツール「HP X1000 Automated Storage Manager Software」が搭載される。価格は税込47万2500円(HP StorageWorks X1400 Network Storage System)からとなっている。

 一方のHP StorageWorks X3000 Network Storage SystemはX1000の特徴に加え、Microsoftクラスタライセンスが付属している。これにより、複数台のクラスタ構成により、高い可用性のファイル共有サービスを実現できるという。

クラスタ構成に対応する「HP StorageWorks X3400 Network Storage System Gateway」

 FibreChannelやSAS、iSCSIなどの共有ストレージからファイルサービスを行なえる。モデルは1U/2U/ブレード型の3モデルで、価格は税込66万1500円(HP StorageWorks X3400 Network Storage System Gateway)からとなっている。

 また、同社は大容量ストレージ「HP StorageWorks 9100 Extreme Data Storage System」の最小構成を引き下げ、82TBからの提供とした。

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