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NASヘッドにはProLiantサーバを利用

日本HP、Xeon 5500番台採用のゲートウェイ型NAS

2009年09月18日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 9月17日、日本ヒューレット・パッカードはエンタープライズ向けNAS2製品、およびエントリー向けのNAS2製品を発表した。各製品とも、出荷開始は10月上旬となる。

 最上位モデルである「HP StorageWorks X5500 Network Storage Gateway」は、HDDを搭載するユニットである「ディスクアレイ」とこれを運用管理する「NASヘッド」とで構成するゲートウェイ型製品。ヘッドには、Xeon 5500番台を搭載する「HP ProLiant G6 サーバー」を採用する。

「HP StorageWorks X5500 Network Storage Gateway」。この製品はNASヘッドのみで、利用には別途ディスクアレイが必要となる

 利用環境に合わせて最小2ノードから最大16ノードまで拡張可能で、クラスタファイルシステムの採用により、どのノードからもファイルシステム内の同じデータにアクセスできる。また、ノード障害時には他のノードに処理を引き継ぐフェイルオーバー機能を搭載する。価格は514万5000円から。なお、ディスクアレイは別売りとなる。

 「HP StorageWorks 4400 Scalable NAS File Services」は、上記のHP StorageWorks X5500 Network Storage Gatewayを2ノードに、ディスクアレイ「HP StorageWorks EVA4400」を組み合わせたパッケージ製品。GUIによる操作が行なえる管理ツール「HP StorageWorks Command View EVA」を標準搭載する。価格は1869万円から。

 エントリー製品「HP StorageWorks X3410/3420/3820 Network Storage System」は、NASヘッド「HP StorageWorks X3400/3800 Gateway」にディスクアレイ「HP StorageWorks Modular Smart Array 2300シリーズ」を組み合わせたパッケージ製品。HP StorageWorks X3400 Gatewayを2台と、「HP StorageWorks Modular Smart Array 2312sa」を組み合わせた製品で、210万円から。

 「HP StorageWorks X1800 Network Storage System」は、中小規模向けファイルサーバおよび統合ストレージシステムに適した製品。従来は最小構成でディスク容量2.4TBであったが、今回さらに小規模向けの292GBモデルを投入する。価格は146GB SAS HDD×2搭載で73万5000円から。

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