このページの本文へ

UNIX市場に大きな時代の変革が来た

まさに万感の思い!HP ProLiantがSolarisに対応

2009年09月16日 06時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

9月15日、日本ヒューレット・パッカード(以下、HP)は、同社のx86サーバ「HP ProLiantシリーズ」においてサン・マイクロシステムズの「Solaris 10」のサポートを追加することを発表した。

時代は変わった!HP ProLiantにSolarisが載る

 HP ProLiantでのSolarisサポートは、2009年2月にHPとサン・マイクロシステムズとの間でワールドワイドで締結された複数年契約によるもの。HPによると、もとよりHP ProLiantにSolarisを導入して使っているユーザーは多いという。これに対して、HPもデバイスドライバの提供などハードウェアのサポートは行なってきたが、今回の発表により正式なSolarisサポートに至った。

サーバ事業の現状とSolaris対応について語る日本ヒューレット・パッカード株式会社 執行役員 ESSトランスフォーメーション担当統括本部長 兼マーケティング本部長 松本 芳武氏

 発表会において、日本ヒューレット・パッカード株式会社 執行役員 ESSトランスフォーメーション担当統括本部長 兼マーケティング本部長 松本 芳武氏は、まずサーバ&ストレージ事業の近況を説明。厳しい経済状況の中、HPの第3四半期の業績も、対前年同期比23%減という厳しい状況だが、「第2四半期に比べ、やや落ち着いてきた感じ。G6(Generation 6)のサーバへの移行も一気に進んでいる」と述べた。

 そして、今までサポートしてきたWindows、Linux、HP-UX、OpenVMS、NonStop Kernelに今回Solarisが加わることに関して、長年UNIX製品を担当してきた松本氏は「今まで競合として互いが切磋琢磨し、尊敬していたSolarisをHPのソリューションに取り込んでいくというのは、時代の流れを感じる。まさに万感の想いだ」と語った。

「伝統のSolarisと最先端のHP ProLiant」というベストな組み合わせを強調

幅広いハードウェアでSolarisをサポート

 今回のSolaris対応の特徴としては、幅広い機種で動作認定が行なわれる点が挙げられる。ラックやブレードのサーバを中心に34モデルが動作認定され、クラスタ構成までサポートしている。またストレージやHBA(Host Bus Adaptor)、ディスクアレイのほか、運用管理ソフトウェアもSolarisをサポートする。Solarisが稼働しているサーバも、WindowsやLinuxなどと同じように管理できるという。

最新のG6サーバを含め、全34製品でSolarisがサポートされるという

 OEM版のSolarisは、オンラインでのパッチやバイナリのダウンロードが可能な「一定期間のサブスクリプション」と平日標準時間と24時間年中無休も選択可能な「ソフトウェアテクニカルサポート利用権」をセットで販売される。また、新規導入のユーザーのために導入作業を提供する「Solarisスタートアップサービス」と、HP ProLiantサーバ特有の機能やオリエンテーションを行なう「HP ProLiantサーバー導入サービス」のほか、開発支援、パフォーマンス分析、OSSのサポートなど幅広いサービスが用意される。

サービスの詳細について説明する執行役員 テクノロジーサービス統括本部長 津村伸武氏

 サービスの詳細について説明した執行役員 テクノロジーサービス統括本部長 津村伸武氏は「HP ProLiantが持っている高度な運用機能を用いて、お客様のSolaris運用環境を大きく向上させることをお約束する」と述べた。

 冒頭に述べた通り、現時点でもSolarisをHP ProLiantに載せて使っているユーザーは相当数いる状況だが、松本氏は「今まで障害時にはハードウェアとソフトウェアの切り分けをお客様側で行なう必要があった。しかし、今回からはすべてをHPがワンストップでサポートを受けることができるようになる」というメリットがあるという。今後は、Solarisが幅広く使われているインターネットサービス系の市場にも、存在をアピールできるとしている。

カテゴリートップへ

ピックアップ