マイクロソフトが4月24日に開始した「MAR(Microsoft Authorized Refubisher)プログラム」。中古PCに正規Windows XPのライセンスを付与して、中古PC市場の活性化を目指した施策だ。これに対する利用者の関心をアイシェアが調査し、22日に発表した。
中古PCの購入経験は回答者全体の4割程度だが、年代が上がるほど購入率が上がり、40代では5割を超える。特にPCに詳しい人ほど、中古PCの購入経験率が高いという結果になった。
これは、PCのスペックと自分がPCに求める機能・性能のバランスが分かっているためで、例えば3Dゲームやテレビ視聴のための機能は不要で、インターネットに繋いで動画サイトが見られればいいといったセカンドPCを買うなら、数年前の中古PCでも充分、という冷静な判断ができるからだろう。
本調査は4月28日~5月7日に実施され、有効回答数は409名。男女比は54.5%が男性、45.5%が女性、年代比は20代が32.3%、30代が32.5%、40代が35.2%となる。MARプログラムが発表された直後の調査だが、実際にMARプログラムによる中古PCが市場に出回る前である。
正規ライセンス付き中古PCを購入したいかという質問には、前向きな意向が全体の56.5%。中古PCの購入経験者に限定すると83.3%と高く、中古PCに正規ライセンスが付与されることで、信頼性や安心感が増すと考える向きは多いようだ。