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携帯で最も見たい動画ランキング、個人が作成した動画が人気

2008年05月27日 02時56分更新

文●通販旬報社

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 ブロガー向け情報サイト『ブロッチ』などを運営するアイシェアは、同社が提供するサービスの会員に「携帯電話の動画共有サービス利用とその著作権問題」について意識調査を実施した。

 動画共有サイトの会員が年々増加傾向にあるなか、ニワンゴの「ニコニコ動画」、ソニーの「eyeVio(アイビオ)」がDoCoMoの公式コンテンツとしてサービス提供を開始。PCサイトで支持を得た動画共有サービスがモバイル領域で消費者の支持を集めることはできるのか、20代~30代を中心とするネットユーザー740名に携帯電話の動画閲覧、および動画共有サイトの著作権問題について聞いた。期間は2008年4月17日~2008年4月21日。

 これよると、(1)動画共有サイトユーザー、著作権抵触動画が削除された場合“利用を止める”約5割、(2)著作権問題解消後は“積極的に利用”約4割、(3)携帯電話から動画共有サイトの閲覧経験は全体の約6割――などを挙げている。

 利用者の支持を集める動画共有サイトだが、昨今、著作権に関する問題がニュースなどでも取り上げられている。この流れからか、ニコニコ動画は著作権に抵触しているテレビ放送番組の動画をすべて削除する方針を打ち出した。そこで「著作権に抵触している動画が削除されてしまってもあなたはサービスを利用しますか?」と問いかけたところ、 “それでも利用する”11.9%、“利用回数は減ると思う”26.8%、“著作権に抵触しない動画を楽しむ”13.2%と、削除された後も継続してサイトを利用する回答者は51.9%だった。それに対し、“他のサービスに移る”10.9%、“その動画共有サイトを利用しない”37.2%と、全体の48.1%がその動画共有サイトの利用を止めるという結果になった。

 前項にて、著作権に抵触する動画が削除された場合、その動画共有サイトの利用を止めるのは48.1%だったが、一方で全体の31.0%が著作権問題解消することで今後、その“動画共有サイトを積極的に利用したい“と回答した。

 なお、携帯電話から動画を閲覧した経験者は全体の58.9%に上り、利用者が多いことが伺える。しかし、閲覧経験は多いものの「利用頻度、サービスへの参加意識」については27.4%と低い。携帯で利用しない理由は“パケット代(通信費)が気になる”、“PCを利用するから”という回答が多く、それに対し利用者は“暇つぶしで利用する”、“面白いから”などの回答が多かった。携帯で最も見たい動画は“趣味に基づいた動画”416Point、次に“音楽映像(PV)”286 Point、“友達が撮影・編集した動画”237 Pointと続き、テレビ番組、映画などよりも個人が作成した動画に人気が集まっている。

 

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