企業へのIT(ICT)導入は需要が高まる一方だが、導入の初期投資が大きかったり効果が見えにくいなどの理由から、実際の導入に至るまでに数々のハードルがあるのものだ。そんな見えにくい課題を解決しようという試みが、日本HPで行なわれている。
市ヶ谷の同社本社に開設された「HP 実機体感センター」では、サーバーやソリューションに直接触れたり、インストラクターに相談でき、課題の発見や解決の道筋が見つけられるという。
日本HPは今年2月にも、高井戸にプリンター製品を集めたデモスペース「HP Printing Experience Center TOKYO」を開設している(関連記事)。
HP 実機体感センターには、エントリー製品からハイエンドサーバーまでラック27本分(サーバー100台以上)を揃えたマシンルームと、3つの「デミナー・ルーム」(デモとセミナーを掛けた造語)を用意。常駐するエンジニアに企業や部門が抱える課題の相談や意見交換が行なえるという場を提供するもの。
主な常設機器は以下の通り。
- HP Integrity サーバー(Superdome 、Integrityブレードを含む)
- HP Nonstopサーバー(Nonstopブレードを含む)
- HP ProLiant サーバー(ProLiantブレードを含む)
- HP BladeSystemエンクロージャー、HP StorageWorks製品など、同社で販売中の主要製品各種
- 各種ネットワーク製品(HP ProCurve製品、Cisco社製品など)、各種ソリューション(HP Neoview、シンクライアント・ソリューション、ブレードワークステーション、ソフトウェア製品等)
なお利用条件は、同社営業担当者もしくはパートナーと取引のある顧客で、利用は無料だが要予約となっている。