
国内ではNTTドコモからのリリースとなった東芝のWindows Mobile機「T-01A」。本体色は黒とシルバーの2種類
ウワサのWindows Mobile機は
ドコモから登場した
2月の「Mobile World Congress 2009」で「TG01」として発表され、iPhone 3G対抗のWindows Mobile機として注目を集めていた東芝製スマートフォンが、ついにドコモから「T-01A」として正式に発表された(関連記事)。
ここでは実機に触った印象をお伝えしよう。まずはコレはいい! と思った点から。
とにかく薄くて軽い
東芝のスマートフォンというと、2007年12月にソフトバンクから発売された「X01T」(関連記事)以来となる。X01Tはキーボードが付いているだけあって、ぶ厚く(21.5mm)また重さもある(約198g)。
一方T-01AはiPhoneと同様にすべての操作をタッチパネルで行なうタイプだけあって、厚さ9.9mmで約129gとスリム。iPhone 3G(12.3mm)より薄く、iPod touch(8.5mm)よりやや厚い程度。ただし、画面が4.1インチと大きいぶん、本体の高さも129mmほどあるので、ズボンのポケットに入れて持ち歩くのは少々きついかもしれない。ただし、胸ポケットには入る。
動作がとてもキビキビしている
スマートフォン史上最速のCPU「Qualcomm Snapdragon QSD8250(1GHz)」を搭載しており、Office Mobileのワードやエクセル、パワポの起動が一瞬。それ以外のアプリについても起動時に待たされることはほとんどなかった。
これほどサクサク動くWindows Mobile機を触ったのは初めて。カメラのオートフォーカスも、画面上の「AF」をタップすることで瞬時にピントが合いストレスは感じない。Windows Mobileを快適に使うには、やはり1GHzぐらいの高速CPUが必要なのだと実感した。
処理速度を優先するか、省電力を優先するかをユーザーが設定できるのも便利。デフォルト設定の場合、3G回線でYouTubeやGPSナビなどを使い、約2時間ほど連続使用できた。バッテリーパックの容量が1000mAhと、スマートフォンとしては比較的少なめなのに、ここまで使えたのは優秀と言っていいだろう。なお、アプリを同時に複数起動してもモッサリ感はなかったが、15本程度起動するとメモリー不足の警告が頻発したことを付け加えておく(テスト機ゆえの問題の可能性もある)。
