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Phile-web×ASCII.jp 合同座談会

2009年のAVはどうなるか、鳥居一豊と一条真人が大いに語る

2009年05月15日 15時00分更新

文● 小林 久・橋本 優/ASCII.jp編集部

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テレビに録画機能を内蔵する意味、BDレコーダーを買う意味


── 録画機能搭載のテレビも増えてきていますね。

鳥居 「薄型テレビでもHDD内蔵が当たり前」という時代に早くなってほしいものです。できれば東芝のREGZAとNASの組み合わせに近いことができるように。レコーダーを使う人の多くは、録画した番組をBDに焼きたい人でしょう。タイムシフトで見たい人は、テレビ内で完結できたほうがいいはずです。

── テレビで録画ができ、NASやBDにも保存できるとなると、BDレコーダーを選ぶ意味は何だろうかと、改めて考えさせられますね。

一条 ひとつは「進化の速度」だと思います。テレビはライフタイムが長く、一度購入したらなかなか買い換えません。一方で、レコーダーは毎年進化している。そう考えると、レコーダーを買い換えていくほうがいい。ライトユーザー向けにはテレビにインテグレーションしていく形がいいし、マニアならレコーダーを毎回買い換えていけばいい。そういう意味では、テレビの概念も変わってきた。昔ながらの受像機から、いろんな機器を内蔵したディスプレーになってきている。

鳥居 個人的に、パイオニアのKUROのように画質にこだわったモニターには合理性があると感じていました。テレビとディスプレーは改めて差別化されるべき時期に来ているのでしょう。

── 進化の速度の話が出ましたが、長い視野で見て、録画機に求められる機能はなんでしょうか。

一条 まず思いつくのはHDDの増設や交換でしょうか。パイオニアなどが一時期取り組んでいましたが、残念でした。

鳥居 現実的なのは、NASなど標準的な技術を使った増設でしょうか。

一条 オープンな規格という意味ではiVDRという選択肢もありますね。日立製作所のWoooに搭載されていますが、家族それぞれで録画用カセットを使い分けるなど、応用の楽しみもあります。

鳥居 静穏性やサイズを考えると半導体ディスクにも期待感があります。

一条 その前に現在主流の3.5インチのHDDが、2.5インチになっていくとと思うんです。小さいし、動作音が静かだし、低消費電力です。値段の低下が進めば、普及してくると思いますね。

── 全チャンネル同時録画とか。そういう究極の録画機といった選択も面白いのでは。

一条 これはソニーに期待したいですよね。SPIDERという製品がありますが、アナログなので。

── 1年前に自作で地デジの全チャンネル録画を試したことがあるんですが、実用的ではないなと思いました。でもHDDが低価格化してきた今なら、現実味も増すのではないかと。

一条 1TBのHDDを4個ぐらい積むんでしょうか。アンテナも難しそうですね(笑)。大きな問題は、仮に録画できても見る時間をどう捻出するか。効率的に見るための提案がいろいろなメーカーから出てきていますよね。

── メタデータを取り入れる仕組みもNHKなどが取り組んでいます。例えば、松井がHRを打った瞬間だけを取り出すとか。

一条 検索の問題もありますね。

── 音を拾って自動認識したりとか。

一条 ドラマの「24」で、ジャック・バウアーが似たようなことをやってましたね。24はハイテクで面白い。

── 視聴時間を有効に使うためのデバイスという意味では、ニコンの「UP」のようなデバイスもありますね。

鳥居 ヘッドマウントディスプレーに関しては、ソニーのグラストロンなどの製品が昔ありますけど。映画1本見るには、疲れてしまうというのがありますね。

── 米国ではちょっとした人気という話も聞きますが。彼らは携帯電話もハンズフリーで使っている。身に着けて何かやるというものに対しての抵抗感が少ないのかもしれません。

一条 個人的にはポータブルプロジェクターみたいなものも面白いと感じています。

鳥居 僕は外出先で見るにはそれに適したコンテンツが揃ってくる必要があると感じているんです。スタイルはメガネでも、腕時計でもいいし、最近ではポータブルのゲーム機でも動画が見られますよね。でも、映画はそれでは満足できないコンテンツであってほしい。せめて映画ぐらいは腰を落ち着けて見てほしいと思うし、そうじゃないとこれからのコンテンツ産業は滅びてしまう。

── エイベックスとドコモが協力して、BeeTVというサービスを始めましたよね。完全にオリジナルコンテンツで、3分とか5分の短いバラエティー番組を楽しむ。そういうケータイのためのコンテンツが出てきています。

一条 ビジネスのあり方も変わってくるでしょう。低ビットレートの動画でも、小さい画面で見れば、きれいに見えるという側面があります。オンラインを通じたビデオ配信はこれからという部分が大きいですが、期待感を持って眺めています。

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