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不況のあおりか、ネットの普及のせいか

20~30代の副業率、2年前のほぼ倍の水準に

2009年05月01日 08時30分更新

文● ビジネス・ソリューション編集部

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 若手のビジネスパーソンの30.8%が副業経験を持っており、2007年の17.1%から大きく伸びていることが、インテリジェンスの調査で分かった。

 同社が運営する転職サービス「DODA」(デューダ)を通じて、関東・関西・東海地方に住む20~30代の正社員/契約社員を対象に行なったインターネット調査の結果で、1086件の回答があった。

収入は月額5万円未満が過半数

 調査によると、副業経験があると答えたのは、男性の28.6%に対して、女性は35.1%と高い。職種で見ると、企画・事務系が37.2%、販売/サービスが34.9%と比較的高いのに対し、ITエンジニアは25.8%、ものづくり系エンジニアは26.5%、営業系が26.4%と低い。特にITエンジニアは納期を控えると残業が多いため、副業をする余裕がないため、割合が低くなっていると同社では見ている。

 副業する理由としては、生活費の補填(29.6%)、お小遣い(23.7%)、投資・貯金(5.9%)など、「生活防衛の手段」に使う傾向が顕著だという。とはいえ、副業で得ている額は1~3万円未満(36%)と3~5万円(22.6%)で過半数。休日の短期アルバイトや、アフィリエイト、オークションへの出品、ネットの販売業などインターネットを利用している場合も多いようだ。


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