SH-60を11機を収容可能な巨大格納庫
階段を降りると巨大な格納庫に到着。格納庫内の床材にも甲板と同じものが使用されており、滑りにくくなっていた。見学の際は中央部分の防火シャッターが上げられていたが、本来は中央部分の仕切りが降りて、前方が第一格納庫、後方が第二格納庫として運用される。
格納庫の広さは、SH-60シリーズであれば7機を格納できる。さらにエレベーターの先に見える整備エリアは、メインローターを広げたままでも整備可能な広さがあるため、はるな型やしらね型のように甲板に出さずに整備できるので、天候に左右されることはなくなった。
格納庫にも、高所作業車とフォークリフトが展示されていた。この一般公開時は、ひゅうがのオリジナルグッズを販売したり、乗船記念のスタンプ台も格納庫内に設置されていた。
見学を終えて……
ひゅうがは、他に類を見ない護衛艦なだけにマニアからの注目度も高く、今回の一般公開を楽しみにしていた人も多かったようだ。あいにく今回見学できたのは、全通甲板とヘリ格納庫の2ヵ所のみだったが、それでも最新鋭艦を一目見ようと数多くの見学希望者が訪れていた。
護衛艦の一般公開は、頻繁に開催されているわけではないが、滅多に入れない護衛艦や各種装備を間近に見られるチャンス。海上自衛隊の働きを理解するうえでも絶好な機会なので、この記事で興味を持ったならば、頻繁に自衛隊のウェブサイトなどでイベント情報をチェックし、次回開催時に見学してみるといいだろう。