筆者が2年前に購入した薄型テレビでは、今時の薄型テレビで当たり前のように付いている機能がない。例えば、テレビ向けネットサービスの「アクトビラ」なんて使えなかったし、ネットワーク経由で地デジの録画番組を視聴するなんてことも叶わなかった。
画質はいいとしても最新機能は羨ましい。そんな、一足早く薄型テレビを導入したユーザーを救ってくれるセットトップボックス(STB)がアイ・オー・データ機器から登場する。
パソコンで録画した地デジの映像が見られる
「AVeL Link Player AV-LS500VX」(4月上旬発売、3万1700円)は、「AVeL Link Player」としては4世代目のモデルとなるネットワーククライアント型STB。従来機の「AV-LS300」は2008年6月に生産終了になっており、久しぶりの復活となる。
ホームネットワーク規格「DLNA 1.5」とネットワーク向けの著作権保護規格「DTCP-IP 1.2」に対応し、同社の地デジチューナー搭載パソコンやDTCP-IP 1.2対応録画機器(東芝の薄型テレビ「REGZA」の一部上位機種や、スカパー! HDチューナーなど)で録画した映像を、ネットワーク経由で視聴できる。
また、DLNA 1.5とDTCP-IP 1.2に対応した同社のNAS製品である「LAN DISK AV」シリーズにダビング(REGZAやスカパー! HDチューナーは直接録画も可能)した映像を、AVeL Link Playerで視聴できる。
ちなみに、現在は同社の地デジキャプチャー機器で録画したデータの配信およびダビングはできないが、これを可能にするキャプチャー機器向けのアップデータ(GV-MVP/H2シリーズ)を3月18日より無償提供する。