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NTTレゾナントと三菱総研、IP電話の利用動向を調査――050型IP電話から0AB~J型IP電話への切替意向は4割以上

2007年01月11日 23時10分更新

文● 編集部

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エヌ・ティ・ティレゾナント(株)と(株)三菱総合研究所は11日、“第5回ブロードバンドコンテンツ利用実態調査”の結果を発表した。今回の調査は“gooリサーチ”の登録モニターとgooの利用者を対象として、IP電話の利用実態について調べたもの。調査期間は2006年9月4日~9月19日。有効回答者数は4万54名。

それによるとIP電話の利用率は、“050型”が22.6%、“0AB~J型”が13.6%。

050型は電話番号が050で始まるIP電話サービス。主にADSL回線と共に使用される。通話料は安いが、通話品質が固定電話より劣り、110番などの緊急通報がかけられないという問題点がある。対して、0AB~J型は一般の固定電話と同じ電話番号のIP電話サービス。インターネットの回線が光ファイバーである場合のみ使用できる。ほとんどが従来の固定電話の番号を引き継ぐことができ、固定電話並みの品質と、緊急通報がかけられるという利点がある。

IP電話ユーザーの80.8%が現状利用しているサービスに満足しているが、050型ユーザーの41.8%が0AB~J型に切替を意向しているという。切替を意向する理由として、なじみの番号が使える点、通話品質が高い点、緊急通報がかけられる点を挙げている。

またIP電話を利用していないユーザーを対象に、IP電話の利用意向をたずねたところ、0AB~J型を利用したいと答えたのは56.3%、それに対し050型は7.0%であったという。

両社は、現在光ファイバーの急速な普及と共に、0AB~J型IP電話の普及も進みつつあり、今後このような流れはさらに進むと分析している。

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