多機能とはいえ、足りない機能も
ここまでは主に他キャリアーの薄型ケータイとの比較を行なってきたが、そのほかW44Kならではの機能も搭載している。
待ち受け画面に表示されている“ペタメモ”。 |
設定メニューでペタメモに追加したい機能やデータなどを選択する。 |
面白い機能として“ぺタメモ”というアプリがある。これは待ち受け画面上にショートカットアイコンを貼り付けられる機能。待ち受け画面の状態で上下キーを押すことで、ショートカットを選択し、決定ボタンで実行できる。ショートカットには“メモ帳”や“電卓”といったアプリだけでなく、電話番号やメールアドレス、お気に入りのサイトなども登録でき、それらを選択して決定ボタンを押すだけで電話をかけたり、サイトを表示したりできる。
機能が豊富なW44Kだが、搭載されていない機能もある。冒頭で表記した薄型ケータイはすべてBluetooth機能を搭載しているのだが、唯一W44Kだけは搭載していない。また、“薄くない”au携帯電話機と機能を比較すると、au版おサイフケータイの“EZ FeliCa”や“EZテレビ”“EZニュースフラッシュ(天気やニュースなどの文字情報を待ち受け画面に表示するサービス)”“EZチャンネルプラス(夜間に動画コンテンツを自動で配信するサービス)”などに対応していない。
薄いことのメリットや搭載機能の価値観は人によって異なるので一概には言えないが、薄型ケータイの中では機能的にかなり充実しているのは確かだ。15.3mmという薄さにしても、個人的には(最薄の)11.9mmと比較しても、手にした印象はそれほど変わらないように思う。薄いケータイが気になるユーザーは、店頭で実際に手にとって比較してみるのがいいだろう。
W44Kの主なスペック | |
製品名 | W44K |
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ディスプレー | メイン:2.4インチTFT液晶パネル(240×320ドット、26万色表示) サブ:0.76インチ白色有機EL(96×39ドット) |
カメラ | 有効201万画素CMOSセンサー |
データフォルダー容量 | 約40MB |
外部メモリー | microSDカード |
連続通話時間 | 約190分 |
連続待受時間 | 約260時間 |
本体サイズ/重さ | 幅51×厚み17.6(最薄部15.3)×高さ17.6mm/118g |
本体カラー | スティルネスシルバー、フレグラントピンク、ラストラスブラック |