1998年、ラリー・ページとセルゲイ・ブリンという2人の学生がスタンフォード大学の寮で始めたインターネット検索サービスが、わずか10年足らずの間に世界的な大企業に急成長。まさにアメリカンドリームを地で行く米グーグル(Google)社の勢いは、現在もとどまることを知らない。画像検索、ニュース検索、動画検索と次々に新機能を追加し、さらにアプリケーションもリリースしている同社の活力の秘密はどこにあるのか、米カリフォルニア州マウンテン・ビューにある本社をのぞいてみよう!
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増殖し続けるグーグルの社屋群。各建物の入り口には、社名と棟番号の入ったオブジェが置かれている。番号がすべて数字なら何棟あるか数えやすいのに、“φ”や“ψ”といったギリシア文字も使われているので混乱! |
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とにかく広い社内をスピーディーに移動するために、電動キックボードが利用されている。「結構スピードが出るので、妊娠中やスカートのときは乗れないわ」とは、広報の女性の弁 |
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来館者をチェックする受け付けには、70年代ヒッピー文化を彷彿とさせる“ラバランプ”が並んでいた | サーバールームは社外秘ということで見せてもらえなかった。これは初代サーバーで、高さ2メートルほどの箱に、20台のUNIXマシンを詰め込んでいる。コストを抑えるために自作したそうだ |
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グーグル社員は年に一度、この壁に向かって実現したい計画やアイデアを自由に書き込む。1年間消さずにそのままにしておく |
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社内のバレーボールコート。夏のカリフォルニアの内陸部は、猛烈に暑い。さすがにこの時間はバレーボールをしている人はいなかったが、夕方涼しくなるとプレーする人が出てくるらしい |
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会議室のイスは、グーグルのロゴと同じく赤、青、黄でカラフルだ |
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社内には、立派なジムやスイミングプールを完備。訪れたのは昼どきだったが、すでに大勢の人々がトレーニングに励んでいた。健康オタクの多いカリフォルニアらしい文化ともいえる |
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吹き抜けを利用した、明るく開放的なオフィス。階段は廃材を利用するなど、エコロジーに配慮した素材を多用している | グーグル社内では、4、5人がまとまってひとつの部屋で仕事することが多い。メンバー間で同意が取れれば、ほとんどのことが許される。小鳥や犬など、ペットとともに仕事する人も多いが、猫はダメ |
