Skypeフォンは数々あれど、多くは有線型だ。無線型の民生用製品と言えば、一般電話回線とSkypeに両対応したパイオニアコミュニケーションズのコードレス電話機「TF-FS55M-S」があるくらいで、決定的なものは少なかった。もう、Skype対応機器の進化は止まってしまったのかと少々寂しく思っていたところ、Logitecから革命的な製品が登場した。それが携帯電話型の専用端末「LAN-WSPH01WH」なのである。
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携帯電話型の専用端末「LAN-WSPH01WH」。対応する通信方式はIEEE 802.11g/bで、セキュリティはWPA2-PSK/WPA-PSK/WEP(128/64bit)をサポートする |
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とりあえず無線LANが存在すれば接続が可能となるのは画期的。もちろん通常の電話回線と接続する有料サービスSkype In/Outにも対応する |
この製品はPCを経由せずに無線LANアクセスポイントにダイレクト接続が可能となっているのが特徴。デザイン的には数世代前の携帯電話といったところだが、そんなことより単体使用が可能という点がすばらしい。本体には1.8インチのCSTNカラー液晶を搭載しており、画面構成はPC用のSkypeクライアントに似せているという。対応する通信方式はIEEE 802.11g/bで、セキュリティはWPA2-PSK/WPA-PSK/WEP(128/64bit)をサポートする。通信可能な距離は屋外で約70m、屋内で50m。リチウムイオンバッテリを内蔵しており、連続通話時間は約3時間、連続待ち受け時間は約30時間。充電は付属のACアダプタかUSBケーブルを使用する。サイズは49(W)×18(D)×115(H)mm、重さは104g。本日より発売しているテクノハウス東映では価格は1万8800円となっている。
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ネットワークを検索すると、右画面のように接続可能な無線LANの一覧が表示される。鍵のマークがあるのはセキュリティ設定が行なわれているもの |
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【取材協力】