Core 2 Extremeを搭載可能なハイエンドデスクトップ『Endeavor Pro4000』 |
エプソンダイレクト(株)は22日、インテル(株)製の最新CPU“Core 2 Extreme”“Core 2 Duo”を搭載可能なハイエンドデスクトップパソコン『Endeavor Pro4000』(以下Pro4000)を発表した。同社直販サイトにて、BTO方式で販売される。
Pro4000は、Core 2 Extreme/Duoなど最新のCPUを搭載することによるパフォーマンスの高さと共に、拡張性・メンテナンス性の高さを特徴とした製品である。CPUにはCore 2 Extreme X6800のほか、Core 2 Duo E6700~6300を選択可能となっている。チップセットはCore 2 Duoと共に登場したIntel P965 Expressではなく、Intel 975X Expressを採用している。その理由について同社は、Core 2 Extremeを正式サポートする唯一のチップセットである点と、追加チップに頼らずパラレルATA式(PATA)の光ディスクドライブを使用できる点(※1)を理由に挙げている。主なスペックは以下のとおり。
※1 965シリーズのチップセットはシリアルATAインターフェースのみを備えており、PATAは対応しない。そのため965シリーズを採用したマザーボードでは、PATA用に別途コントローラーチップを搭載する例がある。CPU | Core 2 Extreme X6800-2.93GHz、Core 2 Duo E6700-2.66GHz、E6600-2.40GHz、E6400-2.13GHz、E6300-1.86GHz |
---|---|
チップセット | Intel 975X Express |
メモリー | PC2-5300 512MB~3GB |
グラフィックス | ATI Radeon X1900 XTX CrossFireキット、Radeon X1900 XTX-512MB、GeForce 7600 GT-256MB、GeForce 7300 GS-256MB(DVI出力×2モデルとDVI+アナログ出力モデルあり)、NVIDIA Quadro FX1500-256MB、ATI Fire GL V3300-128MB |
HDD | SATA II 80GB~500GB(最大500GB×4)、RAID 0/1/10構成対応 |
光ドライブ | CD-ROMドライブ、DVD-ROMドライブ、DVD/CD-RWコンボドライブ、DVDスーパーマルチドライブ |
拡張スロット | PCI Express x16×2、PCI Express x1×2 |
ドライブベイ | 5.25インチ型×3、3.5インチ型×1、3.5インチHDD専用(25.4mm厚)×4 |
ネットワーク | 10/100/1000BASE-T対応LAN |
セキュリティーチップ | TCG v1.2準拠 |
インターフェース | USB 2.0×6、ディスプレー出力(グラフィックスカードによる)、PS/2キーボード、PS/2マウス、パラレルポートなど |
電源容量 | 650W |
本体サイズ | 幅217×奥行き505×高さ432mm |
質量 | 約19.6kg(最小構成時) |
OS | Windows XP Home Edition SP2、XP Professional SP2、XP Professional |
最小構成価格 | 13万9860円 |
グラフィックス機能としては、カナダATIテクノロジーズ社のグラフィックスカードを2枚並列に装着する“CrossFire”構成をサポートするほか、ATIと米エヌビディア社製のさまざまなGPU搭載カードを選択可能で、バリエーションは幅広い。さらにCAD/CG用途ワークステーション向けとして、Open GLアクセラレーション用のQuadro FX1500やFire GL V3300も選択可能であり、CPU性能と合わせてCAD/CG用途への展開も重視した製品となっている。
拡張性・メンテナンス性の高さを示す特徴のひとつが、前面からアクセス可能なHDDベイである。前面下側のHDDベイ(鍵付き)は前方に向かって開閉可能となっていて、筐体の蓋を開けたり配線を行なう必要なく、HDDの交換や装着が可能となっている(ホットプラグには対応しない)。さらに内蔵電源も容量650W、12Vラインの出力は最大45Aと強力な電源を搭載するなど、電源面でも拡張に余裕ある設計となっている。
本体前面下部には、前面からアクセスできるHDDベイとなっている。左手前の鍵はHDDベイのロック | HDDベイを開いた状態。4台のSATA HDDを内蔵できる。SATAコネクターや電源コネクターはHDDベイの下側に装着されていて、取り付けに配線は一切不要 |
筐体の外観は、上部に取っ手の付いた独特のデザインとなっている。取っ手はネジ止めで取り外しも可能だ。筐体内部は、ネジを一切使わずに蓋の開閉から内部の主なコンポーネントへアクセス可能な同社独特の構造を採用しており、この点でも拡張は容易となっている。
インターフェース類は、USB 2.0が6ポートのほか、PS/2キーボード・マウスポートやパラレルポートも備えている。標準搭載のLAN機能は10/100/1000BASE-T。IEEE 802.11b/g 無線LAN機能もオプションで用意される。またTCG v1.2対応のセキュリティーチップも標準搭載されている。
最小構成時の価格は13万9860円から。また9月26日17時まではキャンペーン期間として、20万円以上の構成選択時は2万1000円分の割引が適用される“Endeavor Proでハイスペックがお得!キャンペーン”が行なわれる。