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エプソンダイレクト、デュアルコアCPUと最新チップセットを搭載可能なハイエンドマイクロタワー型パソコン『Endeavor MT8800』など2製品を発表

2005年11月15日 13時16分更新

文● 編集部 小西利明

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ハイエンドの性能と拡張性を備えた新マイクロタワー型パソコン『Endeavor MT8800』
ハイエンドの性能と拡張性を備えた新マイクロタワー型パソコン『Endeavor MT8800』

エプソンダイレクト(株)は15日、Endeavorシリーズのマイクロタワー型パソコン『Endeavor MT8800』と『Endeavor MT7700』の2製品を発表した。筐体のサイズやデザインは共通だが、MT8800は性能と拡張性の高さを重視したハイエンド志向の製品で、MT7700は企業ユーザーにも訴求するコストパフォーマンス重視の製品となっている。注文時に搭載コンポーネントを選択可能なBTO方式で販売され、両製品とも本日より受注を開始している。

Endeavor MT8800・MT7700の主なスペック

Endeavor MT8800
Pentium D 820-2.80GHz~840-3.20GHz、Pentium 4 630-3.0GHz~670-3.80GHz、Pentium 4 Extream Edition-3.73GHz/メモリー DDR2-667 512MB~3GB/Intel 945G Express内蔵グラフィックスまたはGeForce 6600など/40~250GB HDD(3台まで内蔵可能)/CD-ROMドライブ、DVDドライブ、DVDスーパーマルチドライブなどを選択可能/Windows XP Home EditionまたはProfessional
最小構成価格 9万1350円
Endeavor MT7700
Celeron D 336-2.80GHz、Pentium 4 630-3.0GHz~670-3.80GHz/メモリー DDR2-533 256MB~3GB/Intel 945G Express内蔵グラフィックスまたはGeForce 6600など/40~250GB HDD(3台まで内蔵可能)/CD-ROMドライブ、DVDドライブ、DVDスーパーマルチドライブなどを選択可能/Windows XP Home EditionまたはProfessional
最小構成価格 6万3000円

エプソンダイレクトの製品の中で、インテル(株)のデュアルコアCPU“Pentium D”シリーズに対応するデスクトップパソコンは、ミドルタワーサイズのハイエンドマシン『Endeavor Pro3300』がラインナップされているだけだった。新しいEndeavor MT8800は、『Endeavor MT8000』のマイクロタワー型の筐体を継承し、パフォーマンスと拡張性にも配慮した製品である。

選択できるCPUは、デュアルコアのPentium D 820-2.80GHz~840-3.20GHzか、シングルコア(HT対応)のPentium 4 630-3.0GHz~670-3.80GHzなどとなっている。チップセットはグラフィックス機能を内蔵したIntel 945G Expressチップセット、メモリーも高速なDDR2-667メモリーを搭載するなど、最新の仕様をサポートしている。拡張スロット類は、グラフィックスカード用のPCI Express x16が1スロットと、PCIスロットを3スロット備えている。PCI Express x1スロットは搭載しない。選択できるグラフィックスカードは、GeForce 6600や6600GT、RADEON X850XT、さらにCAD/CG制作向けにQuadra FX1400搭載カードなどをラインナップしている。グラフィックカードを搭載せず、チップセット内蔵グラフィックス機能を使用することもできる。

デスクトップパソコンの拡張を語る上で、重要となるのが電源容量だ。電源に十分な余力がないと、消費電力の多いデバイスを内蔵しても動かせない。そこでMT8800では、電源容量480Wの大容量電源を搭載。十分な余力を確保している。内蔵HDDも、3.5インチHDDを内蔵ベイに3台まで増設可能だ。標準ではTV録画機能は持たないが、オプションでTVチューナーキットも選択可能である。サウンド機能は、マザーボード上に搭載されたIntel HD Audioを使用する。

搭載するインターフェース類はUSB 2.0×6、IEEE 1394×2、10/100BASE-TX LAN端子、などを備える。本体サイズは幅179×奥行き406×高さ368mmで、重量は約11kgとなっている。価格は最小構成時で9万1350円。

Endeavor MT7700はMT8800と同じマイクロタワー型の筐体を採用しつつ、価格を抑えてコストパフォーマンスを重視した製品である。ラインナップとしては、『Endeavor MT7500』の後継機種となる。チップセットはMT8800と同じIntel 945G Expressを搭載しているが、選択できるCPUはシングルコアのCeleron D 336-2.80GHzか、Pentium 4 630-3.0GHz~670-3.80GHzとなっている。拡張スロットもMT8800と同様のPCI Express x16とPCIスロット×3を備えている。

標準的な構成では、グラフィックスカードは備えずにチップセット内蔵グラフィックス機能を使用するが、オプションでGeForce 6600搭載カードを選択も可能だ。またHDD内蔵ベイを3基分備える点も同様である。電源ユニットは電源容量350Wのものを搭載する。そのためMT8800ほどではないが、拡張性も高い方と言えよう。

搭載インターフェース類、本体サイズ・重量などの仕様も、MT8800と同様となっている。最小構成価格は6万3000円と安価だ。ユーザー別に見た両機種の区分けとしては、ハイエンドの性能と拡張性を追求するユーザーはMT8800を、拡張性も大事だがコストパフォーマンスをより重視するユーザーはMT7700がお勧めということになるだろう。

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