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次世代のDRAMモジュール規格“FB-DIMM”のサンプル品が登場!PC2-4300(DDR2-533)対応のA-DATA製で週末から展示予定!

2006年03月23日 22時31分更新

文● 増田

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 次世代のDRAMモジュール規格といわれるサーバー向けメモリ“FB-DIMM(Fully Buffered DIMM)”のサンプル品がアークに入荷、週末から展示が行われる予定だ。製品はPC2-4300(DDR2-533)対応の容量512MBのA-DATA製となっている。

FB-DIMM AMB
次世代のDRAMモジュール規格といわれるサーバー向けメモリ“FB-DIMM(Fully Buffered DIMM)”のサンプル品。写真は同じPC2-4300(DDR2-533)対応の容量512MBのA-DATA製“FB-DIMM”。市場に出回る製品版は、AMBの発熱対策用のヒートスプレッダを装着したものとなる基板中央にはチップセットのようなものが搭載されているが、これがバッファチップとなるAMB。同メモリーにはIDT製のAMBが採用されているのがわかる

 “FB-DIMM(Fully Buffered DIMM)”は、DIMM上にAMB(Advanced Memory Buffer)と呼ぶチップを設け、このチップとチップセット間をシリアルインターフェースで接続し、AMBチップとDRAMチップ間をこれまで通り汎用DRAMチップのパラレルインターフェースで接続することでバスへの負担を低減させるメモリだ。ご覧のように基板中央にはチップセットのようなものが搭載されているが、これがバッファチップとなるAMBで、同製品にはIDT製のものが採用されているのがわかる。なお、写真は同じPC2-4300(DDR2-533)対応の容量512MBのA-DATA製“FB-DIMM”で、市場に出回る製品版はこのようにAMBの発熱対策用のヒートスプレッダを装着したものとなる。
 取り扱い代理店であるアイティーシーによると「このメモリは動作するもので、すぐにでも販売が可能」とのこと。ただし、当然のことながら現段階では動かせる環境はない。“FB-DIMM”は、次期Xeon向けのチップセットである“Blackford(ブラックフォード)”や“Greencreek(グリーンクリーク)”が対応するとされており、実際にはしばらく先の話だ。とはいえ、新しいものに目がないコアなユーザーにとっては、今回の展示は貴重なものとなるだろう。

FB-DIMM FB-DIMM
取り扱い代理店であるアイティーシーによると「このメモリは動作するもので、すぐにでも販売が可能」とのこと。価格は512MBで約2万、1GBで約4万ほどだという。ただ、当然のことながら現段階では動かせる環境はない
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