日本電気(株)とNECパーソナルプロダクツ(株)は1日、2005年に発売したデスクトップパソコン“VALUESTAR”の水冷モデルにおいて、温度が10度から15度程度で起動した場合、水冷ユニット内の冷却液循環ポンプから、一時的にカタカタという異音を発する場合があることが判明したと発表した。また、PCI拡張スロットに一部のPCIカード(-12Vを使用)を増設した場合に正常に動作しないことも判明したと発表した。両社では、該当する製品の無償修理の受け付けを開始し、11日から回収修理を実施する。回収修理の対象となる製品の出荷台数は約7500台。
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“VALUESTAR G タイプC” |
不具合の発生原因は、異音に関しては冷却液循環ポンプ内のゴム製の弁が低温環境下で硬くなるためで、PCIカードについては拡張スロットに-12Vが供給されていないため。対応は、水冷ユニットとPCI拡張スロット搭載基板の交換となる。
対象となる製品は、2005年8月に発売した“VALUESTAR G タイプC”、2005年9月に発売した“VALUESTAR G タイプX”と“VALUESTAR X”で、型番と製造番号についてはウェブサイトに掲載されている。
修理の申し込みはウェブサイトとPC相談センター(FREE.0120-86-1462)で受け付ける。
