日本電気(株)は18日、同社の直販サイト“NEC Direct”において、幅115mmのスリムな筐体に新開発の水冷システムを内蔵し、CPUにデュアルコアのPentium Dも選択可能なコンパクトデスクトップパソコン『VALUESTAR G タイプC』を今月下旬に出荷開始すると発表した。注文時にスペックを変更可能なB.T.O.モデルで、ベースモデルとしては“ダブルTVチューナーモデル”“TVなしAP(アプリケーション)ありモデル”“TVなしAPなしモデル”の3タイプが用意される。最小構成価格は10万円台半ば。
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| 『VALUESTAR G タイプC』。B.T.O.オプションの17インチSoundVu対応液晶ディスプレーをセットにしたところ |
VALUESTAR G タイプCの筐体は、「“箱”、“ボックス”を意識し、書斎やオフィスなど、知的な部屋に合うようにデザインした。前面は“水の上に浮かぶ板”というイメージで、青色LEDの発行が水面をイメージさせる」(デザイン担当者談)という設計コンセプトで開発された。
本体サイズは幅115(ラジエーターカバー込みでは121)×奥行き414×高さ413(同419)mm/容積19.7リットルで、従来の水冷デスクトップ『VALUESTAR G タイプTX』(幅173×奥行き450×380mm/29.6リットル)と比べて約66.5％にコンパクト化している。水冷システムも筐体に合わせて小型化(新設計)され、側面に2つ並んだ直径8cmの低速回転ファンが、水冷パイプで伝えられたCPUの熱を排出する。CPUがフル稼働の高負荷時でも、発生する騒音は約30dB(ささやき声程度)以下になるという。
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| 20インチワイド液晶ディスプレーとのセット |
主なスペックは、CPUにPentium D 820-2.80GHz/Pentium 4 630-3GHz/Celeron D 341-2.93GHzのいずれかを選択可能。チップセットはインテル945G Expressで、メモリーはPC2-4200(DDR2-533)対応DDR2 SDRAMを512MB/1GB/2GB、HDDは約80GB/160GB/250GB/500GB(いずれもシリアルATA接続、毎分7200回転)から選択。光ドライブはDVD±R DL対応DVDスーパーマルチドライブ、もしくはCD-R/RW＆DVD-ROM対応コンボドライブを1台内蔵。グラフィックスはチップセット内蔵機能を使うか、PCI Express x16接続の米エヌビディア(NVIDIA)社製GeForce 6200 with TurboCache搭載カードを搭載可能となっている。
通信機能は10/100/1000BASE-T準拠のGigabit Ethernet機能を標準装備するほか、V.90準拠の56kbpsファクスモデムを搭載可能(省略も可)。ユニークなところでは、IEEE 1394インターフェースとPCカードスロット/各種メモリーカード(SDメモリーカード/メモリースティック(PRO対応)/xDピクチャーカード/ExpressCard/54(ExpressCard/34))を同梱したインターフェースカードをB.T.O.オプションで用意する(省略も可)。
拡張スロットはPCI Express x16(ハーフハイト、ハーフレングス)×1、PCI×3(フルハイト、ハーフレングス)。また、地上アナログ放送2系統を視聴/録画可能な“ダブルTVチューナーカード”をB.T.O.オプションとして用意している。本体重量は約13kg。
OSはWindows XP Home Edition SP2もしくは同 Professional SP2。オフィスアプリケーションとして、Microsoft Office Personal Edition 2003/同 Professional Enterprise Edition 2003を選択可能。
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| 17インチ高解像度スーパーシャインビューEX液晶とのセット |
ディスプレーは、20インチワイド(“スーパーシャインビューEX”液晶採用)/17インチ“高輝度デジタルTFT液晶”(SoundVu対応スピーカー＆サブウーファー内蔵、SXGA表示)、17インチ“高解像度スーパーシャインビューEX液晶”(SXGA表示)を用意している(なしも選択可)。
