PCI Expressとメモリの電圧をつまみで調節できるSinTek Industries製の600W電源「SIN-600SLI」が登場した。最近は“SPLIT”モードと“COMBINED”モードを任意に切り替えられる電源が多数登場しているが、つまみで電圧を調節できる電源は珍しい。
SinTek Industries製の600W電源「SIN-600SLI」。販売代理店はアイネックス |
本製品は、PCI Express及びメモリ電圧を、本体のつまみをまわすことでプラスマイナス5%の範囲内で調節可能だ。保護リミッタ機能を搭載しており、過度の電圧調節でパーツを壊さないようにもなっている。本体側面には電源本体内部の温度を表示するLCDを搭載。常に電源の温度状況を確認できるため、電圧の調節の時に役立つ。また、ファンコントロール機能も搭載されており、電源スイッチの横に搭載されたつまみで12cmブルーLEDファンと8cmファンの回転数を調整できる。ファン回転数設定が低すぎて電源の温度が上昇した場合でも、温度センサにより自動的に回転数を上げる“アクティブクーリング機能”が動作する。ケーブルは着脱式を採用しており、コネクタ数はATXメイン(20/24ピン)×1、ATX12V×1、EPS12V(8ピン)×1、PCI-Express(6ピン)×2、FDD用×1、HDD用×6、Serial ATA用×6となっている。価格はフェイスで1万9800円。
電源スイッチの横に搭載されたつまみでファンの回転数を調整可能 | アルミ製の本体側面には内部の温度を表示するLCDを搭載している。 本体はアルミ製 | |
着脱式のケーブルコネクタの横に、PCI Expressとメモリの電圧調節用のつまみを搭載 | ファンは背面に8cmファン、底面にブルーLEDで発光する12cmファンを内蔵 |