ソフトイーサVPN(株)は16日、ソフトイーサ(株)が開発した次世代VPNシステム“PacketiX VPN 2.0(読み:パケティックス ブイピーエヌ 2.0)”の製品版の販売を同日付けで開始したと発表した。
“PacketiX VPN 2.0”は、VPN(Virtual Private Network)システムを構築するためのソフトで、通信プロトコル“PacketiX 2.0 プロトコル”により、既存のファイアーウォール/プロキシーサーバー/NATの大半を通過して通信を行なえ、スループットも高いのが特徴。対応OSはサーバー/ブリッジがWindowsとLinuxで、クライアントがWindows(12月現在、対応OSは順次拡大予定)。
製品構成は、“製品ライセンス”と“接続ライセンス”の組み合わせとなっており、製品ライセンスには標準版の『PacketiX VPN Server Standard Edition』とクラスタリング機能を搭載したエンタープライズ版『PacketiX VPN Server Enterprise Edition』の2つが用意され、接続ライセンスには、クライアントソフト『PacketiX VPN Client』から普通の接続を受けた1つのVPNセッションで1つ消費される“クライアント接続ライセンス”と、クライアントソフトからブリッジモードで接続を受けた場合、またはPacketiX VPN Server/Bridgeの別の“仮想HUB”から接続を受けた1つのVPNセッションで1つ消費される“ブリッジ接続ライセンス”の2つが用意される。
製品版は、商用/非商用目的で利用でき、“製品ライセンス”と“接続ライセンス”を組み合わせ、利用する環境に応じてカスタマイズできる。ライセンス価格は、『PacketiX VPN Server Standard Edition』が5万円(税別)、『PacketiX VPN Server Enterprise Edition』が9万円(税別)で、接続ライセンスは、クライアント接続が1本8000円(税別)から。カスタマイズについては見積もりとなる。
小規模事業者/個人向けに特化した“SOHO版”『PacketiX VPN Server SOHO Edition』もラインアップする。PacketiX VPN Server Standard Edition×1ライセンスとクライアント接続ライセンス×3ライセンスが含まれ、価格は1万9950円。オンライン決済(クレジットカード)が利用できる。
同社では、製品版/SOHO版の購入前に30日間無償で利用できる体験版“Trial ライセンス”も用意している。クライアント接続数やブリッジ接続数に制限はないが、原則として1組織(1部署)につき一度限りの発行となるという。