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“Internet Week 2005”が閉幕

2005年12月14日 00時00分更新

文● 編集部

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神奈川県横浜市のパシフィコ横浜において開催されていた“Internet Week 2005”は9日、その開催期間を終了し閉幕した。ここでは、最終日に行なわれたプログラムのうちから2つを紹介しよう。

■ 恒例のIPミーティング、午後の部はNGN

“IP Meeting 2005”は、Internet Weekの主催者でもある(社)日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)が行なう定番のプログラムだ。毎回、さまざまなレポートに加え、その時々の話題を取り上げて基調講演や議論などを行なう。今回のテーマは、“IPとNGN - NGNは次世代統合インフラになりえるか?-”。

“NGN(Next Generation Network)”とは、IPをプロトコルとして、アクセス手段やメディアに依存することなく、あらゆるユーザに対してデータ配送やディレクトリーサービス、認証サービスなどを提供する次世代統合通信網アーキテクチャーである。将来的には、情報家電などを含めた高度なコミュニケーションを実現することが期待されている。

ただし、その実現には、現在のインターネットシステムとの相互接続と移行戦略が実践的かつ現実的に作成されなければいけない。今回は、その観点から、NGNのアーキテクチャーと技術課題を示したうえで、今後取り組むべき方向性に関する議論が行なわれた。

後藤滋樹氏
モデレーターの後藤滋樹氏

今回、モデレーターを務めたのは、JPNIC理事長でもある早稲田大学教授の後藤滋樹氏。パネリストとして、総務省の鈴木茂樹氏、アジアネットコムジャパン(株)の石井秀雄氏、ソフトバンクBB(株)の牧園啓市氏、NTTサービスインテグレーション基盤研究所の村上龍郎氏、KDDI(株)の村上仁己氏の各氏に加え、海外からネットワーク経由で東京大学教授の江崎浩氏が参加した。

セッションの冒頭でパネラーの各氏がそれぞれの発表を行ない、その後に議論に移ったが、かなり突っ込んだ議論がなされていた。会場からも、ここで提案されたNGNは電話の置き換えにすぎないのではないかとか、IPに置き換えることを優先しているように見えるといった厳しい意見から、認証の基盤とトランスポートをきちんと分けている点などは評価できるといった前向きな意見まで含め、幅広い意見交換が行なわれた。



会場の様子 江崎浩氏
会場の様子江崎浩氏は海外からネットワーク経由で参加

■ ソリューションセミナーも技術者指向

Internet Weekの特徴のひとつとして、技術者指向であることが挙げられる。通常ならビジネス一辺倒なソリューションセミナーでさえ、その一端がうかがわれるといえば想像していただけるだろうか。写真は、(株)日本レジストリサービス(JPRS)が主催した“ユーザに「おっ」と思わせるためのWEBサイトにおけるドメイン名の活用テクニック”の一場面だが、その内容はドメイン名の活用話にとどまらず、ネームサーバーやウェブサーバーでの設定例などが具体的に紹介されていた。こうしたノウハウの開示は普通なら有料でもおかしくない気がするが、そこを無料のセミナーでやってしまうところがInternet Weekのすごさなのかもしれない。

民田雅人氏
講演を行なうJPRSの民田雅人氏

Internet Week 2005の最後を飾ったのは懇親会であった。会場ではインターネット関係者を中心にさまざまな話題が交換されていた。懇親会のためだけに横浜まで来たという人もおり、それまでの人々との交流などと合わせて根強い人気の秘密を見た気がしたことを付け加えておく。



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