HDで録画できる初めてのPC
富士通「FMV-DESKPOWER TX」の全貌
FMV-DESKPOWER TXシリーズの上位モデル「TX90L/D」。液晶は32型ワイドで対応解像度は1360×768ドット。チップセットはIntel 915GVを採用し、CPUはPentium 4 530J(3GHz)、メモリは512MB、HDDは250GB×2で光学ドライブはDL対応のスーパーマルチドライブを搭載する。価格はオープンで、店頭での実売予想価格は40万円程度。 |
ピクセラ製のデジタルチューナカード「PIX-DTTV/P1W」 | アナログチューナカード | |
TXに内蔵されているピクセラ製のデジタルチューナカード「PIX-DTTV/P1W」(左)とアナログチューナカード(右)。 |
前面の操作部。 |
「TX90L/D」の両側面 |
HD映像再生のカギは
コンテンツ保護の徹底
DESKPOWER TX「TX90L/D」は、1360×768ドットの解像度表示に対応する32型のワイド液晶パネルに、デジタル/アナログのTVチューナを搭載する液晶一体型PC。地上デジタルとBS・CSデジタル、さらには既存のアナログ地上波による番組を、独自の「Dixel」テクノロジーで高品質に録画・視聴できるという。
Dixelは映像の入出力や高画質化回路のほかに、先月号で紹介したピクセラの地上デジタルチューナ「PIX-DTTV/P1W」を核とするデジタルコンテンツ保護システムが含まれている。細かい技術的な仕組みは次ページで解説するが、DESKPOWER TXで録画したデータは、PC本体・ソフトウェア・デジタルTVチューナカードのすべてが揃った状態でなければ最終的に画面に表示されないようになっている。仮に録画したデータとTVチューナカード、ソフトをまとめてほかのPCに移したとしても、PC本体が録画した状態と違う個体である限りデータを再生することはできない。
録画した映像は拡張子のないファイルとして記録される。1080iのハイビジョン番組を1時間記録すると、そのサイズは約6.4GBになる。 | 視聴している番組の情報をオンスクリーンで表示できる。 | 番組内容など、より細かく番組の情報を表示することも可能。 |