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1万円からのビデパソ自作

1万円からのビデパソ自作

2005年09月21日 00時00分更新

文● 伊藤 裕也

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HDで録画できる初めてのPC

富士通「FMV-DESKPOWER TX」の全貌
富士通「FMV-DESKPOWER TX」
FMV-DESKPOWER TXシリーズの上位モデル「TX90L/D」。液晶は32型ワイドで対応解像度は1360×768ドット。チップセットはIntel 915GVを採用し、CPUはPentium 4 530J(3GHz)、メモリは512MB、HDDは250GB×2で光学ドライブはDL対応のスーパーマルチドライブを搭載する。価格はオープンで、店頭での実売予想価格は40万円程度。
ピクセラ製のデジタルチューナカード「PIX-DTTV/P1W」 アナログチューナカード
ピクセラ製のデジタルチューナカード「PIX-DTTV/P1W」アナログチューナカード
TXに内蔵されているピクセラ製のデジタルチューナカード「PIX-DTTV/P1W」(左)とアナログチューナカード(右)。
操作部
前面の操作部。

「TX90L/D」の両側面
「TX90L/D」の両側面
背面 側面のサブウーファ 側面の入力端子
背面の中央部分にはBS/110度CSデジタル用と地上デジタル放送用のアンテナ入力がある。側面にはサブウーファを完備。ちなみにPC正面にパワーボタンを連想させる丸いボタンがあるのだが、そのボタンはTVの電源。PCのパワーボタンは本体側面にある。アナログのアンテナ入力やビデオ・オーディオ入力、D4入力端子は本体側面にレイアウトされている。
カジュアルでアクセサリ的な要素も持つ「Cyber-shot U」とビジネスにも違和感ない落ち着いたデザインの「EXILIM」。携帯性に関しては優劣が付けがたいが、丸みを帯びたCyber-shot Uはファッションの一部として首から提げて、EXILIMはスリムさを生かしてスーツのポケットに入れるのがいいのではないか。


HD映像再生のカギは
コンテンツ保護の徹底

 DESKPOWER TX「TX90L/D」は、1360×768ドットの解像度表示に対応する32型のワイド液晶パネルに、デジタル/アナログのTVチューナを搭載する液晶一体型PC。地上デジタルとBS・CSデジタル、さらには既存のアナログ地上波による番組を、独自の「Dixel」テクノロジーで高品質に録画・視聴できるという。

 Dixelは映像の入出力や高画質化回路のほかに、先月号で紹介したピクセラの地上デジタルチューナ「PIX-DTTV/P1W」を核とするデジタルコンテンツ保護システムが含まれている。細かい技術的な仕組みは次ページで解説するが、DESKPOWER TXで録画したデータは、PC本体・ソフトウェア・デジタルTVチューナカードのすべてが揃った状態でなければ最終的に画面に表示されないようになっている。仮に録画したデータとTVチューナカード、ソフトをまとめてほかのPCに移したとしても、PC本体が録画した状態と違う個体である限りデータを再生することはできない。

録画した映像のプロパティ画面 視聴している番組の情報をオンスクリーン表示 より細かい番組情報
録画した映像は拡張子のないファイルとして記録される。1080iのハイビジョン番組を1時間記録すると、そのサイズは約6.4GBになる。視聴している番組の情報をオンスクリーンで表示できる。番組内容など、より細かく番組の情報を表示することも可能。

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