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キヤノン、デザインと操作性を一新した『PowerShot S80』、『IXY DIGITAL L3』などデジタルカメラ4モデルを発表

2005年09月14日 13時08分更新

文● 編集部 小林久

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キヤノン(株)とキヤノン販売(株)は14日、コンパクトデジタルカメラ“PowerShot”シリーズの新製品『PowerShot S80』『PowerShot A620』『同A610』の3モデルと“IXY DIGITAL L”シリーズの新機種『IXY DIGITAL L3』を発表した。価格はいずれもオープンプライスで、想定実売価格はPowerShot S80が6万3000円前後、A620が4万円前後、A610が3万5000円前後、IXY DIGITAL L3が4万円前後。10月上旬から順次出荷する。

EOSライクなロータリー式“コントローラーホイール”を装備
──『PowerShot S80』

PowerShot S80は、2004年8月に発表された『PowerShot S70』(関連記事)の後継製品で、本格的な撮影を求めるハイアマチュア層をターゲットとする。Sシリーズとしては久々のメジャーアップグレードで、本体デザイン/操作系ともに一新された。

PowerShot S80
PowerShot S80

アルミマグネシウム合金と輝きの強い光輝アルミ合金を組み合わせたボディーは光沢感のあるピアノ調ブラックに塗装され、側面には革シボ調のフィンガーレストを設けている。従来上部に設けられていた“モードダイヤル”は筒状となり横向きに配置。ドーム状に盛り上がった背面の十字キーの周りには、ロータリー式の“コントローラーホイール”が搭載された。これは、撮影時には露出補正やシャッター速度や絞り値の変更。再生時には画像の選択などに利用できる。

背面 斜めから
大型化した液晶が印象的、盛り上がった部分にはホイールが用意されているモードダイヤルは筒状になり側面に配置された

基本仕様では、CCDの画素数が従来の1/1.8インチ有効710万画素から有効800万画素(最大3264×2448ドット)に増加。背面液晶パネルも大型化し、1.8インチ(約11万8000画素)から2.5インチ(約11万5000画素)となった。広角28mm(35mmフィルム換算)からの光学3.6倍ズームを装備。屈折率が高くコンパクト化が可能な“UAレンズ”(UA:Ultra high refractive index Aspherical)の採用などは、従来機種の特徴を引き継いでいる。

映像処理エンジンは“DIGIC II”となった。起動時間が従来の約2.8秒から約1.7秒に向上。また、AFスピードが同社基準で約20%、USB 2.0(High Speed)対応でデータ転送速度も約9倍高速化したという。

電池収納部 ホイール
電池収納部(写真は試作機)ロータリーホイールに連動したGUI。メニュー操作などが簡単に行なえる

撮影/再生機能も大幅に強化された。撮影時の新機能としては“リアルタイムヒストグラム”表示、“1024×768ドット(XGA)サイズでの動画記録”、カメラ上で画像の色変換が行なえる“マイカラー”が搭載されたほか、画面を9分割して構図決めに便利な“グリッドライン表示”、セルフタイマーの時間や枚数を指定できる“セルフタイマー・カスタム設定”などが用意されている。

一方再生機能では効果(フェードインとスクロール)付きの画像送りやスライドショー機能。イベントや日付ごとにフォルダ作成し、プリントやスライドショーが楽しめる“カスタムフォルダ”、や“世界時計といった機能が追加されている。PictBridgeを利用した印刷機能は動画にも対応し、1コマを用紙いっぱいに出力したり、連続した各コマを小さく印刷したり(キヤノン製『CP-300/200』使用時)することができる。

本体サイズは幅104×奥行き38.8×高さ57mmで、重量は約225g(本体のみ)。バッテリーは専用のリチウムイオン充電池(NB-2LH)で、撮影可能枚数は約200枚(CIPA測定基準)。記録メディアはSDメモリーカード/MMCを使用する。

“Hot & Gorgeous”をキーワードに生まれ変わった新デザイン
──『IXY DIGITAL L3

20~30代の女性をターゲットにファッション性を重視したIXY DIGITAL L3も本体の外観を一新。従来の単焦点レンズから光学2.4倍のズームレンズを装備した。

IXY DIGITAL L3
IXY DIGITAL L3

キャッチフレーズは“機能するアクセサリー”から“Hot & Gorgeous”に変更。外観は従来の直線を主体としたシンプルで落ち着いた雰囲気から、曲線を大胆に使用したゴージャスさを意識したものとなった。デザインはアルマイトとダーククロムメッキの2つの質感を対比。色は“ジェットブラック”、“ブラッドレッド”(深みのある赤)、“ファーブロンド”(彩度が低めのゴールド)、“モルフォバイオレット”(蝶を意識した鮮やかな青紫、限定色)の4色が選べる。

IXY DIGITAL L3
クレードルとリモコン。陶器の皿のようなデザイン

また、縦位置撮影時にはシャッターボタンのほか、液晶パネルの下側にある“FUNC.SET”ボタンをシャッターとして利用することが可能。携帯電話機のカメラを使う感覚で縦位置撮影ができる。付属のクレードルはUSB端子も装備し、AC電源やテレビのほか、プリンターとの接続もできる。付属のリモコン(ワイヤレスコントローラー)を併用し、テレビ画面上に撮影した写真を映し出し、気に入ったものをその場で印刷するといった使い方も可能。

主な仕様は撮像素子が1/2.5インチ有効500万画素の原色CCD。レンズが焦点距離6.3~14.9mm(35mmフィルム換算で38~90mm相当)/開放F値3.2~5.4の光学2.4倍ズーム。液晶モニターが1.8インチ(11万8000画素)の低温ポリシリコンTFT液晶となる。



IXY DIGITAL L3
オールウェザーケース(AW-DC40)。JIS保護等級7級に準拠し、水深3mまでの使用ができる

本体サイズは幅96.1×奥行き23.9×高さ45.1mmで、重量は105g。記録メディアはSDメモリーカード/MMC。バッテリーは専用のリチウムイオン充電池(NB-4L)で、撮影枚数は約150枚(CIPA測定基準)。パソコンとの接続はUSB 2.0(HighSpeed対応)経由で行なう。

映像処理エンジンには“DIGIC II”を搭載。起動時間が従来の約1.8秒から約1.2秒に向上。バッテリー寿命も約1.3倍に向上した。またUSB 2.0(High Speed)対応でデータ転送速度も約8倍高速化したという。



脱初心者を目指す男性ユーザーに手ごろな1台

PowerShot A620とA610は、2004年8月に発表された『PowerShot A95』(関連記事)の後継機種で、A620が1/1.8インチ有効約710万画素の原色CCD、A610が同有効約500万画素の原色CCDを搭載する。画素数と連写速度以外の仕様は共通。“デザイン重視のカメラから卒業したい”アクティブシニアや男性カメラマニアが主なターゲット。PowerShot S80同様、マニュアル露出機能を備える。

A620とA610
『PowerShot A620』と『同A610』

従来機種からの変更点はCCD画素数の変更(A620)、“DIGIC II”の搭載、光学4倍ズームの搭載(従来は3倍)、1cmマクロ機能の追加、SDメモリーカード/マルチメディアカードへの対応(従来はコンパクトフラッシュ)、液晶サイズの大型化(1.8型から2.0型へ)、電池寿命の向上(単3アルカリ乾電池使用時で約350枚、ニッケル水素充電池で約500枚、CIPA測定基準)、動画記録時に320×240ドット/毎秒60コマのモードを追加──などとなっている。

A620背面
背面にはバリアングル液晶モニタを装備

DIGIC II搭載とUSB 2.0(High Speed)対応により、起動時間が約40秒短い1.7秒。AFスピードが約60%短縮、画像転送速度が9倍高速化した。

PowerShot S80同様“グリッドライン”表示や“マイカラー機能”などを装備する。またバッファーメモリーいっぱいまで記録できる連写機能(A620は毎秒1.9コマ、A610は毎秒2.4コマ)も追加された。

これ以外の主な仕様は、レンズの焦点距離が7.3~29.2mm(35mmフィルム換算で35~140mm)、開放F値が2.8~4.1。液晶モニターが2.0インチ低温ポリシリコンTFT(約11万5000画素)。

本体サイズは幅104.8×奥行き49.1×高さ66mmで、重量は約235g。電源は単3形アルカリ乾電池またはニッケル水素充電池×4本。



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