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FSB533対応Pentium Mマザーボード特集 Part.2

FSB533対応Pentium Mマザーボード特集 Part.2

2005年08月09日 00時00分更新

文● 鈴木 雅暢

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N6600GT/TD/128M TOP Limited Edition

N6600GT/TD/128M TOP Limited Edition
ASUSTeK「N6600GT/TD/128M TOP Limited Edition」。実売価格は2万6000円前後。

GeForce 6600GTを搭載した人気AGPビデオカード。TOP Limited Editionの本モデルでは、コア/メモリスピードが定格を上回る520MHz/1.1GHzとチューンされている。ゲーム中のオンラインチャットやTV視聴などができるGame Face LiveなどのASUSならではの独自ツールもバンドルしている。今回はPCI Express x16用カードにも同社のExtreme N6600GT/TDを利用し、クロックをあわせて計測している。

 消費電力の測定結果は別掲の表にまとめた。システム全体の消費電力をワットチェッカーで計測したものである。i915GMm-HFSとi855GMEm-LFSの比較では、オンボードVGA利用時で5~6W、ビデオカード利用時では7~10Wほど915GM搭載のi915GMm-HFSのほうが消費電力が高い。PCI Expressは消費電力が高いといわれるが、バッテリーの持続時間を気にしなくて良いデスクトップ用途ではこの程度の差はどうということはないとも考えられる。また、i915GMm-HFSと、CT-479対応のP4GD1の比較も興味深いところ。こちらは7~10WほどP4GD1のほうが消費電力が高くなっている。モバイル用とデスクトップ用チップセットの差、アダプタ用の電源供給などを考慮すると妥当なところだろう。なお、P4GD1とP4C800-E DeluxeやP4P800 SEとの比較では、むしろ後者のほうが電力が高いくらいで、PCI ExpressとAGPで電力差がでていない。ちなみに、Pentium 4の数値は性能とのバランスを考えるととんでもない値である。2.8EGHzはもっとも電力効率の悪いCステップコアなので、現行のEステップ以降のコアならここまでひどくはないが、これを見ると、決してメーカーサイドは積極的でなかったPentium M自作の市場が、ここまで広がってきたことは当然のことのようにも思える。

消費電力(単位:W)アイドル時Web3Dゲームエンコード
P4GD1(Pentium 4-2.8EGHz)117130218187
P4GD18489142101
P4C800-E Deluxe8693146104
P4P800SE8693145103
P4P800-VM788313093
i915GMm-HFS768013194
i855GMEm-LFS687312185
852MGE-MGF677512090
i915GMm-HFS(オンボード)50567268
i855GMEm-LFS(オンボード)45506662
852MGE-MGF(オンボード)45526762
P4P800-VM(オンボード)56597672

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