このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

富士通、夏商戦向け“FMV-BIBLO”シリーズのノートパソコン新製品を発表――最新プラットフォーム採用で基本性能向上を重視

2005年04月19日 14時07分更新

文● 編集部 小西利明

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

富士通(株)は19日、FMV-BIBLOシリーズのノートパソコンの2005年夏モデル、4シリーズ18機種を発表した。いずれも価格はオープンプライス。発売予定日は一部の機種を除き23日となっている。

今夏のBIBLOシリーズの大きな特徴は、インテル(株)のノートパソコン向け最新プラットフォーム“Centrinoモバイル・テクノロジ”(コード名Sonoma:ソノマ)を4シリーズ中3シリーズで採用した点が挙げられる。Sonomaプラットフォームの製品はPentium Mプロセッサー、Intel 915系チップセット、Intel PRO/Wireless無線LANチップの3点を搭載しており、特にチップセット~メモリー間の接続が高速化されたこと、PCI Expressに対応してインターフェースまわりが高速化されたことなどにより、パソコン全体のパフォーマンスを向上させている。

ラインナップとしては、17インチワイド液晶ディスプレー搭載の機種も登場するなど、売れ筋商品であるNB/TVシリーズの強化が目立つ。またTV録画機能搭載モデル(モバイルノート除く)の、Windows XPを起動せずにTVやDVDを視聴する機能“インスタントMyMedia”が強化され、DVD-RAMだけでなくHDDへの録画も可能となった。

17インチワイドの大画面、Sonoma、ダブルHDD
ハイスペックを満載 FMV-BIBLO NXシリーズ

FMV-BIBLO NX NX90L/W
FMV-BIBLO NX NX90L/W

17インチワイドの大画面液晶ディスプレーを搭載したデスクトップ代替ノート(デスクノート)の“FMV-BIBLO NXシリーズ”は、プラットフォームを一新して大幅に強化された2機種『NX90L/W』と『NX70L/W』が発表された。

前述のように、NXシリーズの内部はSonomaプラットフォームベースのシステムに変更された。CPUには2MBの2次キャッシュを搭載するPentium Mを採用。上位機種のNX90L/Wは1.86GHz、下位機種のNX70L/Wでも1.73GHzを搭載している。もっとも春モデルのNXシリーズは2.8~3.2GHzのモバイルPentium 4を搭載していたので、アプリケーション(特にビデオファイルのトランスコードなど)によっては動作速度が下回っている可能性もある。チップセットはIntel 915PM Expressで、512MBのDDR2 533メモリーをデュアルチャネルで接続する。さらにグラフィックス機能としてはカナダATIテクノロジーズ社の『MOBILITY RADEON X600』をPCI Express x16インターフェースで接続し、優れたグラフィックス性能を誇る。実際今夏のDESKPOWER新製品と比べても、グラフィックス性能面では上回る可能性があるだろう。搭載ビデオメモリーもNX90L/Wは128MB、NX70L/Wでも64MBを備えている。またPCI Expressに基づいたノートパソコン用の高速拡張インターフェースカード“ExpressCard”のスロットも装備している。

17型ワイドの大きな液晶ディスプレーは“スーパーファインDXII液晶”と呼ばれていて、色再現性の向上(色純度72%)と明るい2灯式バックライトによる高輝度化で、映像の品質を高めている。解像度は1440×900ドットである。液晶ディスプレーが大型のため余裕のある大きなボディーには、従来機種同様にテンキーを備えたキーボードが内蔵されている。テンキー付きキーボードを持つノートパソコンは非常に珍しい。ちなみに光学式マウスも付属している。ボディーカラーは艶やかな黒を主体とするデザインに変更され、いかにもハイエンドマシンらしい面構えとなっている。

前述のとおり、NXシリーズはWindowsを起動しなくてもTVやDVDを見たり、TV番組を録画できる機能“インスタントMyMedia”を搭載している。インスタントMyMediaでもHDDへの番組録画が可能となったので、その実用性は格段に向上したと言ってよい。TV表示に関わる部分には、TV表示を高画質化する技術“Dixel(ディクセル)”を採用。TVチューナー側には3次元Y/C分離回路やゴーストリダクション回路、輪郭補正機能を備えた“高画質ハードウェアエンコードTVチューナー”を搭載している。また“Dixelフィルター”と称されるソフトウェア面での高画質化機能も搭載。付属のTV表示・録画ソフト『TVfunSTUDIO』での表示時に、輪郭や明暗の強調補正、ブロックノイズの低減といった高画質化を行なう(インスタントMyMedia使用時は、Dixelフィルターは有効にならない)。

両機種共通のそのほかの強化点としては、2台のHDDを内蔵してTV録画時間を大幅に増やす“W(ダブル)ハードディスク方式”をまず挙げたい。NX90L/Wは100GBを2台の計200GB、NX70L/Wは80GBを2台の計160GBを標準搭載していて、従来機種の倍に増加している。光ドライブとしては、2層式DVD+R記録対応のDVDスーパーマルチドライブ(2層式DVD+R 最大2.4倍速書き込み、DVD±R 最大8倍速書き込みなど)を搭載する。IEEE 802.11a/b/g対応の無線LAN機能を標準搭載するのに加えて、NX90L/WはGigabit(ギガビット) Ethernet(1000BASE-TX)対応のLAN機能も備わっている。

搭載するインターフェース類はUSB 2.0×4、IEEE 1394(S400、4ピン)、LAN端子、アナログディスプレー出力端子、コンポーネントビデオ(D1/D2)出力端子、Sビデオ出力端子、Sビデオ入力端子、コンポジットビデオ入力端子、ヘッドホン/光デジタルオーディオ出力端子(丸型)、V.92 56kbpsモデム用モジュラージャックなど。また拡張スロットとして前述のExpressCardスロットに加えて、PCカード(Type II)、ダイレクト・メモリースロット(SDメモリーカード/メモリースティック/xDピクチャーカード兼用)を1つずつ備える。本体サイズは幅405mm×奥行き295mm×高さ45mm。重量約4.5kg。ちなみに内蔵バッテリーはニッケル水素充電池で、バッテリー駆動時間は約1時間(JEITA測定法1.0)。モバイルユースは適さないを通り越して、前提としていないと言ってもいい製品だろう。

予想実売価格はNX90L/Wが34万円前後、NX70L/Wが26万5000円前後。基本性能が大差ないのに、価格が大幅に安いNX70L/Wはなかなかお買い得だ。発売予定日はいずれも29日。

FMV-BIBLO NXの主なスペック

NX90L/W
Pentium M 750-1.86GHz/512MBメモリー/MOBILITY RADEON X600/200GB HDD(100GB×2)/2層式DVD+R対応DVDスーパーマルチドライブ/アナログTVチューナー搭載/17インチWSXGA液晶ディスプレー/Windows XP Professional SP2/Office Personal Edition 2003付属
34万円前後/29日発売予定
NX70L/W
Pentium M 740-1.73GHz/512MBメモリー/MOBILITY RADEON X600/160GB HDD(80GB×2)/2層式DVD+R対応DVDスーパーマルチドライブ/アナログTVチューナー搭載/17インチWSXGA液晶ディスプレー/Windows XP Home Edition SP2/Office Personal Edition 2003付属
26万円強/29日発売予定

前へ 1 2 3 次へ

注目ニュース

ASCII倶楽部

最新記事

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン