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【最新パーツ性能チェック(Vol.32)】nVIDIA製新チップセット“nForce 4 SLI Intel Edition”発表!その実力はいかに?

2005年04月09日 22時58分更新

文● 鈴木 雅暢

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ベンチマークテストではnVIDIA SLIの効果は抜群

 ベンチマークテストに利用した評価システムのスペックは下記のようになっており、CPUにはFSB1066MHzのPentium 4 Extreme Edition 3.73GHzを使っている。以下ではベンチマークテストの結果をみていこう。

評価システムのスペック

CPU Pentium 4 Extreme Edition 3.73GHz
メモリ PC5300 DIMM×2(1GB)
GPU NVIDIA GeForce 6800GT(256MB)×2
HDD Western Digital WD740GD
OSなど Windows XP Professional(SP2)日本語版、nForce Driver 7.02、ForceWare 71.84

■3DMark 03(3.6.0)

3DMark03 3.6.0
デフォルト設定でのnVIDIA SLI構成時のスコアは19748。高解像度、高画質設定になるほどSLIの効果は増しており、SXGA/4xFSAA/8x異方性フィルタリングという条件では88%の性能アップを果たした。

■3DMark 05(1.2.0)

3DMark05 1.2.0
へビーな3D描画処理で有名なDirectX9対応ベンチマークテスト。やはり高解像度/高画質設定になるにつれてnVIDIA SLIの効果が大きくなっており、SXGA/4xFSAA/8x異方性フィルタリングでは93%のパフォーマンスアップ。

■AquaMark 3

quaMark3
Massive社が開発したDirectX 9対応ベンチマークテスト。全体的に負荷が軽いためか他のテストよりnVIDIA SLIの効果は薄めだが、やはり高解像度高画質設定になるほど効果がでており、最大で58%の性能アップとなっている。

■DOOM3(1.1)

DOOM3 1.1
iD Software社のFPSゲーム「DOOM3」に付属する“TimeDemo”でフレームレートを計測している。nVIDIAl SLIの効果は、負荷が思い処理ほど高くなっており、UXGA/HIGH QUALITY/4xFSAAでは72%の性能向上を見せている。

 結果の詳細は各グラフで掲載したとおりだが、nVIDIA SLIは、Athlon 64プラットフォームと同様に、高負荷高画質設定でより大きな効果を発揮しており、GeForce 6800GTなどのハイエンドカードでSLIを構成すれば、1枚のビデオカードだけではとても到達できないような未知の領域を体験できる。これはほかのPentium 4プラットフォームにはない大きなメリットで、ヘビーゲーマーにはまた1つ魅力的な選択肢が増えたといえそうだ。また、nForce 4 SLI インテル EditionはシリアルATAIIの3Gbps転送などnVIDIA SLI以外の先進機能の魅力も大きく、今後のバリエーション展開にも期待したいところだ。

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