エヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ(株)は17日、宅内配線や機械可動部などへの配線を柔軟に行なうための光カールコード“@くる。(あっとくる)”の販売を19日に開始すると発表した。価格はオープン。編集部による予想販売価格は1本あたり9000前後。
“@くる。”(図1は外観、図2はカールを伸ばした状態) |
“@くる。”は、NTTアクセスサービスシステム研究所が開発した“光ファイバカールコード”を応用したもので、曲げに強い光ファイバーコードを直径16mmのカール状に加工し、数倍程度まで特性を損なわずに配線できるのが特徴。コード径は2mmで、カール長は20cm。両端にSC(Single Coupling)またはMU(Miniature Unit coupling)コネクターが付けられており、カール部以外の長さは20cm(コネクター含む)。機械特性は、伸縮回数8万回後で伸び10%以下(伸び率200%)。挿入損失は2dB以下、反射減衰量は40dB以下。端面処理は光信号の反射を抑えられる研磨方式“AdPC(Advanced Physical Contact)”を採用している。製造は日立電線(株)が行なう。
光計測機器への適用例 | 機械可動部配線の利用イメージ |