エヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ(株)は22日、窓やドアのすき間を通して配線するための耐衝撃性を高めたEthernetケーブル『LAN用すき間ケーブル』の販売を24日に開始すると発表した。価格はオープン。編集部による予想販売価格は5000円前後。
『LAN用すき間ケーブル』 |
『LAN用すき間ケーブル』は、CAT5(カテゴリー5)規格に準じた伝送能力を持ち、面耐圧性/耐候性/耐水性を高めた厚さが1mmのLAN用ケーブル。窓や扉の開閉による衝撃を緩和する構造を持つ摩耗や衝撃に強い材料を使用しているほか、屋外の過酷な条件にも耐えられるように温度変化や直射日光、雨に強い構造/材質を採用したという。利用温度は-20度~+60度。電源供給(PoE)にも対応。ケーブルの幅は14mm、長さは50cm。8芯ストレートで、両端はRJ45コネクター(メス型/オス型)となっている。
利用イメージ |
同製品は、光ファイバーと26GHz帯の無線通信装置“FWAシステム(加入者系無線アクセスシステム)”を利用する接続サービス“Bフレッツ ワイヤレスアクセスタイプ”の屋内外装置の接続用として、NTTアクセスサービスシステム研究所が開発した“すき間ナビゲータユニット”を応用したもので、アルミサッシのすき間を通した場合に、実際に窓の開閉を繰り返し、1万回以上の開閉でも伝送信号に影響がなく、ケーブルの破断も起こらないことを確認したとしている。