ソニーマーケティング
1万1340円
田舎の父/祖母と機能チェック!
「ICF-B200」はこちらから購入いただけます。画像をクリックするとアスキーとソニースタイルのコラボレーションサイト“SONY Flash on ASCII”に移動します。 |
約1分間ハンドルをまわすと30分程度放送が聴けるというソニーマーケティング(株)の手回し発電機搭載の非常用ラジオ、「ICF-B200」。夏の台風以来、直販サイトの“ソニースタイル”などで入荷待ちが続いており(11月末現在)、入手しづらい状況となっている。“約1分間ハンドルをまわすと~”という宣伝文句は本当なのか、また一般ユーザーにも使いやすいものなのか、今回は筆者の田舎の父/祖母とともに、手回し発電機や非常用ブザーなどをチェックした。
ICF-B200を、防災リュックや1.5リットルのミネラルウォーターとともに並べたところ。サイズは幅163×奥行き55×高さ80mm、重さは約337g(乾電池を使用すると約372g)。 |
1分間ハンドルを回すと本当に30分聴けた
ICF-B200は、FM/AMラジオ、TV音声(1~3チャンネル、チューナーはFM放送と兼用)に対応した、ポータブルラジオ。本体前面の充電用ハンドルを左右のどちらか一方向に回すことで、内蔵バッテリーに充電される。メーカーによれば、始めはゆっくりまわし、徐々に速度を上げ、本体天面の“充電インジケーター”が点灯した状態で、約1分間ハンドルをまわすと30分程度放送が聴けるという。
実家で非常用ラジオとして使用しているソニーのラジオ「ICF-S10」(生産完了)と比べたところ。手回しハンドルを搭載するICF-B200は、防災リュックの大きさを考えると、持ち運びには少々作りが大きいかとも思った。父親は、このくらいガッシリしている方が安心感があるという意見だった。 |
開封してから初めて製品を使う場合や、長期間使用しなかった場合には、電池の持続時間が短い。今回の貸出機もしばらく使われていなかったようで、最初はハンドルを1分回しても15分程度しか放送を聴けなかった。その後3回、1分間の充電と放電(ラジオ聴取)を繰り返したところ徐々に電池の持続時間が長くなり、4回目には30分程度聴けるようになった。
バッテリーの残量が少なくなると、音がひずんだり小さくなったりする。バッテリーが切れる兆候が出たら、ハンドルを回すことで、引き続き放送を聴くことができる。この場合、ハンドルを回すことで「ギュルギュル」という音が鳴ったり、アンテナの向きが一時的に変わってノイズが乗ったりするが、例えば各地の震度情報が読み上げられている時に、自分が住む地域の直前でプッツリ途切れることは避けられる。もちろん、1分以上ハンドルを回し続ければ、より長く放送を聴くことができる。