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サン、シンクライアント『Sun Ray 170』と管理ソフト『Sun Ray Server Software 3』を発売

2004年12月14日 23時09分更新

文● 編集部

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サン・マイクロシステムズ(株)は14日、17インチ液晶パネルを搭載したシンクライアント『Sun Ray 170』と、サーバー側の管理ソフト『Sun Ray Server Software 3』の出荷を開始すると発表した。『Sun Ray 170』の価格は11万6000円(税別)。『Sun Ray Server Software 3』は、サーバーに接続可能なクライアントの台数(座席数)ごとの“シート・ライセンス”として販売し、価格は、1シート・ライセンスが1万5000円(税別)、20シート・ライセンスが26万7000円(税別)、100シート・ライセンスが118万5000円(税別)、無制限サイトライセンスが592万5000円(税別)。

『Sun Ray 170』『Sun Ray 170』

『Sun Ray 170』は、2000年7月に発表した17インチCRT搭載の『Sun Ray 100』、15インチ液晶パネル搭載の『Sun Ray 150』の後継機種。17インチTFT液晶パネル(1280×1024ドット/24bitカラー)を搭載し、壁掛け型(VESAマウント対応)として設置したり、液晶パネルを水平上向きにして組み込み機器や教育/トレーニング向けに設置したりできるのが特徴で、スマートカードを利用してユーザー認証を行なったり、デスクトップ環境を切り替えらたりできるようになっている。インターフェースはUSB×4、10/100BASE-TX、シリアル×2、スマートカードリーダー(ISO 7816準拠)を搭載しており、USB接続のキーボードとマウスが付属する。本体サイズは幅376.7×奥行き211.4×高さ406.8mm、重量は6.3kg。電源はAC100~240V対応で、消費電力は最大63W(通常40W以下)。

『Sun Ray Server Software 3』は、サーバー側の管理ソフトで、デスクトップ画面の表示の際にクライアント/サーバー間で発生する通信パケットの圧縮技術が向上したことにより、専用線/LAN環境だけでなく、インターネットなどの低速ネットワークでも利用可能になったのが特徴。これにより会社/自宅間、本社/支店間、サテライトオフィス間などの環境でもSun Rayを利用したサーバー/クライアントシステムを構築できるという。対応OSもSolarisだけでなくLinuxにも対応しており、Solaris 8/9以降、Trusted Solaris 8以降を搭載したUltraSPARCサーバー、Sun Java Desktop System, Release 2、Red Hat Enterprise Linux AS 3(32bit)、SuSE Linux Enterprise Server 8(SP3、32it)を搭載したx86サーバーで利用できる。

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