東京電力(株)は14日、愛犬家向けウェブサイト“TEPCO DOG(テプコ ドッグ)”を2005年1月7日から3月31日まで、期間限定で配信することを発表した。TEPCO DOGは、同社の光ファイバー接続サービス“TEPCOひかり”の認知を広げるために企画されたもので、会員登録や利用料金は不要。
TEPCO DOGのトップページ |
TEPCO DOGで配信するコンテンツのタイトルと概要は以下のとおり。
- 動画で解説! 「愛犬と一緒にマナー教室」
- “基本編”“公園散歩編”“カフェ編”など、難易度/シチュエーションに分けて、しつけのポイントを動画で説明する。監修は動物衛生看護士/家庭犬しつけ訓練士などの教育/育成に携わる学校法人ヤマザキ学園の福山英也氏など。1本あたりの再生時間は2分程度
- 獣医さんが動画で解説! 「健康チェックポイント」
- 家庭でできる犬の健康状態のチェックを、口と耳、目と鼻など部位にわけて、ポイントを絞って獣医師が動画で説明する。1本あたりの再生時間は2分程度
- 光ファイバでできるこんなこと
- ウェブカメラによる遠隔地の犬の監視など、愛犬家のためのTEPCOひかり活用術の紹介
- Dog's Eye ~ワンちゃんたちのひかりライフ日記~
- “犬の目線から見た、TEPCOひかりのある生活”をテーマにしたエッセイ
(1)豆粒のような小さい餌なのだが | (2)つられてしまう素直なモデル犬 | |
(3)餌を追いかけて膝の下をくぐったら | (4)伏せのポーズが完成する寸法だ | |
愛犬と一緒にマナー教室より、福山英也氏とモデル犬の“ダン” |
愛犬と一緒にマナー教室より。こちらのモデル犬は“ムサシ”。カフェ等で他の客から食べ物を一度でももらってしまうと、そうした状況で常に餌がもらえるものと犬は思い込む。そうすると、犬は食べ物をもらおうと他の客を追いかけたり、逆にもらえないとストレスが発生したりするそうで、福山氏によれば、ここは事情を説明して断るのがよいという |
「ドーベルマンくらい大きいと近寄るのは怖い」という記者発表会の参加者も。動画コンテンツでは、犬を飼った経験がない人向けの犬と触れ合うための方法/マナーや、飼い主向けの犬が嫌いな人を前にしたときの対応方法などについても紹介される予定 |
各コンテンツは、2週間に1回程度、追加/更新される予定。動画コンテンツは、500kbps/2Mbpsの2つのレート(ともにWindows Mediaで再生可能)で配信する。「視聴者が、より高品位な画質で動画を見たいということで、TEPCOひかりに興味を持っていただければ」と、東京電力 光ネットワーク・カンパニー 営業企画部長 稲生(いのお)秀俊氏は期待を寄せる。
なぜ“犬”なのか
東京電力 光ネットワーク・カンパニー 営業企画部長 稲生秀俊氏とダン |
同社は14日、TEPCO DOGで配信する動画コンテンツの収録にあわせてヤマザキ学園で記者発表会を開き、福山氏とモデル犬の“ダン”(アイリッシュセッター)と“ムサシ”(ドーベルマン)によるデモンストレーションが行なわれた。
そもそもなぜTEPCOひかりのコマーシャルに“犬”を起用するのか。稲生氏は、「従来、高速インターネット通信サービスというのは、自室にこもって自分のパソコンを黙々と使う、個人ユーザー向けのサービスといったイメージだった。TEPCOひかりが目指すのは、家族の生活に溶け込む“ひかりライフ”であり、家族の一員である犬を通じて提案するのが自然」と企画の背景を語った。また愛犬家は、持ち家で高くても品質がいいものを使う傾向があり、TEPCOひかりの潜在的なユーザー層とかぶる部分があるという。
期間中のコンテンツのダウンロード数、ウェブサイトのページビューなどの目標は非公開。なお“TEPCOひかりを愛犬とともに体験できるドッグカフェ”として、東京・四谷の喫茶店“Café 'ILIO”(東京都新宿区四谷1-17 月曜定休)と提携。同店の利用者は、TEPCOひかり回線を導入したフリースポットが体験できる。