シャープ(株)は26日、コンパクトタイプのデジタルカメラ向けのCCDとして1/1.8インチで800万画素の『RJ21V3BA0ET』を発売すると発表した。27日にサンプル出荷を開始し、2005年1月に月産20万個で量産出荷を開始する。サンプル価格は8400円。
『RJ21V3BA0ET』 |
『RJ21V3BA0ET』は、従来のコンパクトカメラで使われている1/1.8インチ(対角9mm)サイズのまま、“微細加工技術”と“画素セル縮小技術”により800万画素に画素数を増やしたのが特徴。VGAサイズ(640×480ドット)で毎秒30フレームの動画撮影も行なえる。原色カラーフィルターを採用し、総画素数は850万画素(3382×2513画素)、撮像画素数は829万画素(3320×2496画素)。画素サイズは正方形で2.2μm角となる。感度は90mV(Typ.)、飽和出力は470mV(Min.)。スミアー比は-88dB(Typ.)。パッケージには32ピンのプラスチックSOP(Small Outline Package)を採用する。
同社ではデジタルカメラに必要な機能をCCD/CCD周辺IC/1チップ信号処理LSIの3チップに統合したシステムソリューションとして、CCD周辺ICに『LR38674』、1チップ信号処理LSIに『LR38669Y』を組み合わせ、800万画素デジタルカメラ向けに提供するとしている。